例文・使い方一覧でみる「題する」の意味

...（カンデインスキイの「即興」などと題する数枚の画は例外である...
芥川龍之介「文芸的な、余りに文芸的な」

...私が文藝倶樂部に川波と題する小説を掲戴（ママ）したのに... 私が文藝倶樂部に川波と題する小説を掲戴したのにの読み方
生田葵山「永井荷風といふ男」

...『共産黨宣言』と題する四百ページの大册が發行され... 『共産黨宣言』と題する四百ページの大册が發行されの読み方
堺利彦訳幸徳秋水訳「共産黨宣言」

...抜萃」と題する冊子ができあがったのである... 抜萃」と題する冊子ができあがったのであるの読み方
リットン・ストレチー　Lytton Strachey 片岡鉄兵訳「エリザベスとエセックス」

...山脇信徳が文展に出品した「上野駅の朝」と題する絵は... 山脇信徳が文展に出品した「上野駅の朝」と題する絵はの読み方
高村光太郎「ヒウザン会とパンの会」

...第二分冊は Equation de la production 及び Equation de la capitalisation et du crdit と題する二論文に要約せられ...
レオン・ワルラス　Leon Walras 手塚壽郎訳「純粋経済学要論」

...『マルクス主義の光の下に』と題する新ロシア・サークル科学委員会に基く講演論文集は...
戸坂潤「現代日本の思想対立」

...ピエール・ロチは欧洲人が多年土耳古を敵視し絶えずその領土を蚕食（さんしょく）しつつある事を痛嘆して『苦悩する土耳古』と題する一書を著（あらわ）し悲痛の辞を連ねている...
永井荷風「正宗谷崎両氏の批評に答う」

...わたくしは『日和下駄（ひよりげた）』と題する東京散歩の記を書き終った... わたくしは『日和下駄』と題する東京散歩の記を書き終ったの読み方
永井荷風「正宗谷崎両氏の批評に答う」

...『新宗教の発明』と題する本を書いて... 『新宗教の発明』と題する本を書いての読み方
蜷川新「天皇」

...彼の『権利の闘争』と題する著書にそれが出ている... 彼の『権利の闘争』と題する著書にそれが出ているの読み方
蜷川新「天皇」

...第四版からは『ヨオロッパ中部における人口に対する妨げについて』と題する章の第四番目の註で別の言葉で...
トマス・ロバト・マルサス　Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳「人口論」

...老婆物語と題する洛陽三十三所觀音の縁起を聚めし册子あれば... 老婆物語と題する洛陽三十三所觀音の縁起を聚めし册子あればの読み方
南方熊楠「女順禮」

...また昭和十四年には今村博士が「男鹿地震と海水及び魚族の異常状況」と題する論文を発表するなど...
武者金吉「地震なまず」

...別名もろもろの被造物の書』と題する一冊の本を父に贈った... 別名もろもろの被造物の書』と題する一冊の本を父に贈ったの読み方
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ　Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳「モンテーニュ随想録」

...近い頃自分は『大白神考（おしらがみこう）』と題する一書を公けにして... 近い頃自分は『大白神考』と題する一書を公けにしての読み方
柳田国男「海上の道」

...現に遺墨として歿後同家から頒たれた色紙の「躍布袋」と題する一文がある...
山本笑月「明治世相百話」

...正木先生が卒業論文として『胎児の夢』と題する怪研究を発表されたのに...
夢野久作「ドグラ・マグラ」

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