...子供に背負われた頼りない幼児...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...甚だ「頼りない」話だが...
石川欣一 「山を思う」
...なんだか頼りない...
太宰治 「女生徒」
...と頼りないやうな返辞をしただけであつた...
太宰治 「津軽」
...何か頼りない感じだつたが...
徳田秋声 「のらもの」
...アリョーシャも頼りない力を振り絞って...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...宙に浮いて頼りない感じだった...
豊島与志雄 「自由人」
...頼りないこと申しました...
豊島与志雄 「一つの愛情」
...そんなにあつしは頼りない人間ですかね」「いや...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...頼りないやうですが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...憐れな頼りない弱者であつた我等の先祖を...
萩原朔太郎 「夢」
...十月二十三日(水曜)(ノートをたよりに逆に日記の整理をして来たが〔十一月二日〕記憶がぼけてゐるのと、ノートも、わけの分らぬことが書いてあったりして、頼りない...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...その頼りない哀れな子供を金持の母方の親戚のもとに連れて行きました...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...私は頼りないあきらめの吐息を衝いて五体がたゞ煙りのやうにふわ/\としてゐるのを感ずるだけだつた...
牧野信一 「病状」
...(a)この学術〔医学〕の論拠がまちまちで頼りないことは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その明るさは栄二の頼りない気持をいっそう暗くするばかりだった...
山本周五郎 「さぶ」
...頼りない気がいたしはすまいか」また疑い出したのは...
吉川英治 「新書太閤記」
...そうして彼らの頼りない心の「願い」をきくところのものである...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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