...四五人もいて頑張れば...
海野十三 「空襲葬送曲」
...もっと元気(げんき)を出して頑張れ...
海野十三 「大空魔艦」
...おい頑張れ...
海野十三 「大空魔艦」
...僕はよくあの體で頑張れたものだと思ふ...
小穴隆一 「二つの繪」
...あなたの旦那の大谷さんが、はじめて私どもの店に来ましたのは、昭和十九年の、春でしたか、とにかくその頃はまだ、対米英戦もそんなに負けいくさでは無く、いや、そろそろもう負けいくさになっていたのでしょうが、私たちにはそんな、実体、ですか、真相、ですか、そんなものはわからず、ここ二、三年頑張れば、どうにかこうにか対等の資格で、和睦(わぼく)が出来るくらいに考えていまして、大谷さんがはじめて私どもの店にあらわれた時にも、たしか、久留米絣(くるめがすり)の着流しに二重廻しを引っかけていた筈で、けれども、それは大谷さんだけでなく、まだその頃は東京でも防空服装で身をかためて歩いている人は少く、たいてい普通の服装でのんきに外出できた頃でしたので、私どもも、その時の大谷さんの身なりを、別段だらし無いとも何とも感じませんでした...
太宰治 「ヴィヨンの妻」
...どうしても結婚させてくれと私が頑張れば...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...高く強く速く頑張れ(アルティアスアスフォルティアスモルティアズ)中村嬢――とか...
田中英光 「オリンポスの果実」
...国民よ頑張れ!それはそれとして...
種田山頭火 「其中日記」
...今が絶食の――断食といふよりも妥当だ――最も苦しい時である、頑張れ、頑張れ...
種田山頭火 「其中日記」
...戦争だ、頑張れ、と互いに励まし合って働く...
永井隆 「長崎の鐘」
...何が何でも理屈なしに頑張れと強いられて動くのではない...
永井隆 「長崎の鐘」
...夜明けまで頑張れ」「電話を警官へ明け渡さなきゃならない...
野村胡堂 「音波の殺人」
...――頑張れるだけ頑張る迄さ――一階(みせ)は相変らず男達の体臭で充満していた...
矢田津世子 「罠を跳び越える女」
...「たとえ本当だとしても頑張ればいいのに...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...頑張れよ」あげ潮のことを云おうとして...
山本周五郎 「さぶ」
...「梅でもいい!」「梅ばやしまで頑張れ」と...
吉川英治 「三国志」
...頑張れ、もう一息」と、励ました...
吉川英治 「三国志」
...頑張れ! 末森衆!」声はとどくはずもないが...
吉川英治 「新書太閤記」
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