...それぞれ御引立てに預かるようになりました...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...やがて夜に入り座敷(ざしき)を変えて再び宴を開いた時佐助どんあんたも疲(つか)れはったやろお師匠はんはわいが預かる...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...自分が先刻あの腕環を預かることになった次第...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...この横川の関所を預かる時は...
中里介山 「大菩薩峠」
...留守を預かるそのお内儀(かみ)さんの心の中が穏かでありませんでした...
中里介山 「大菩薩峠」
...間近い我邦に於て御互が預かる子弟を育てるに当りてただ口で言うだけではいけませぬ...
新渡戸稲造 「教育家の教育」
...十手捕縄を預かるなら...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...俺がお上から十手捕縄を預かる身分と知って嫁に来たはずだな」「…………」平次の言葉は以(もっ)ての外(ほか)でした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...南部坂下屋敷の裏門を預かる老爺...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...南部坂下屋敷の裏門を預かる老爺(おやじ)...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...十手捕繩を預かる身で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...とこういう頼みだ」「…………」「俺はお上から十手捕縄を預かる人間だ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...……本家の台所を預かるようになってからは...
原民喜 「壊滅の序曲」
...その栄辱をも預かることあるものなれば...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...直ちに証拠を提出できる栄誉に預かると共に...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...世に聴えた権臣土部家の機密に預かるばかりか...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...刀を預かるというのは...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...その中の某氏(名前は預かる)が謡の文句をつないでいなかったらしく...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
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