例文・使い方一覧でみる「青臭い」の意味

...青臭いにおいが、ひとしきり鼻を打つ... 青臭いにおいが、ひとしきり鼻を打つの読み方
芥川龍之介「偸盗」

...青臭い妓樓と藥臭い病院とのにほひを嗅ぐわけだ... 青臭い妓樓と藥臭い病院とのにほひを嗅ぐわけだの読み方
岩野泡鳴「泡鳴五部作」

...西鶴にくらべて甚（はなは）だ青臭い... 西鶴にくらべて甚だ青臭いの読み方
太宰治「新釈諸国噺」

...殿下は麻酔剤をおかけになったのであろうか？　それだから芝生に寝転んでるような青臭い匂いがして...
橘外男「グリュックスブルグ王室異聞」

...... の読み方
辻潤「「享楽座」のぷろろぐ」

...なまで噛むと特徴ある青臭い香がする... なまで噛むと特徴ある青臭い香がするの読み方
寺田寅彦「郷土的味覚」

...甘蔗（さとうきび）のひと節を短刀のごとく握り持ってその切っ先からかじりついてかみしめると少し青臭い甘い汁（しる）が舌にあふれた... 甘蔗のひと節を短刀のごとく握り持ってその切っ先からかじりついてかみしめると少し青臭い甘い汁が舌にあふれたの読み方
寺田寅彦「自由画稿」

...生暖かい風に青臭い匂いがあった... 生暖かい風に青臭い匂いがあったの読み方
徳田秋声「黴」

...青臭い匂い、辛い匂い、薄荷めいた匂い、それらが一緒になって、彼を誘いました...
豊島与志雄「水甕」

...概念の青臭い殻が実生活の錯綜の中に多少は脱ぎ棄てられた（と思われた）後も... 概念の青臭い殻が実生活の錯綜の中に多少は脱ぎ棄てられた後もの読み方
中島敦「狼疾記」

...すると生気の強い青臭い匂いと共に... すると生気の強い青臭い匂いと共にの読み方
中村清太郎「ある偃松の独白」

...云うに云われぬ青臭い虫であった... 云うに云われぬ青臭い虫であったの読み方
夏目漱石「坑夫」

...この青臭い臭気（におい）を嗅（か）ぐと... この青臭い臭気を嗅ぐとの読み方
夏目漱石「坑夫」

...青臭いこと！　その実の大きくて赤くて... 青臭いこと！　その実の大きくて赤くての読み方
宮本百合子「獄中への手紙」

...いくらでもいくらでも飲みたくなるんですって……アブサントのおかげで青臭いにおいがスッカリ消されている上に...
夢野久作「鉄鎚」

...ホホホ」彼女は又もフーッと青臭い息を私にマトモに吹きかけた... ホホホ」彼女は又もフーッと青臭い息を私にマトモに吹きかけたの読み方
夢野久作「けむりを吐かぬ煙突」

...青臭い広言をば」「お叱りは何とうけてもいい... 青臭い広言をば」「お叱りは何とうけてもいいの読み方
吉川英治「私本太平記」

...その茎の汁は青臭いなかに甘い味があった... その茎の汁は青臭いなかに甘い味があったの読み方
吉川英治「新書太閤記」

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