...みんな青大将(あおだいしょう)だよ」井上君は...
江戸川乱歩 「怪人と少年探偵」
...長い竹竿に五尺許(ばか)りの青大将のによろ/\したのを結(いは)へつけて...
薄田泣菫 「茶話」
...「まむしなら、生捕りにしますが、いまのは、青大将でした...
太宰治 「津軽」
...青大将という眼(め)つきの凄(すご)い三十男が僕に尋ねた...
太宰治 「パンドラの匣」
...青大将」誰(だれ)か...
田中英光 「オリンポスの果実」
...ぬら/\した青大将の鱗の色と云い...
谷崎潤一郎 「少年」
...子供等がわい/\青大将を料理してゐた...
種田山頭火 「旅日記」
...彼はふりかえって大きな青大将(あおだいしょう)を見た...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...川泳ぎして居た悪太郎が其時は一丈もあろうと思うた程の大きな青大将の死んだのを路の中央に横たえて恐れて逡巡する彼を川の中から手を拍(う)って笑った...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...彼ぬしでは無いが可なり大きな他の青大将が来て...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...五尺ばかりの青大将(あおだいしょう)が現われた...
中島敦 「悟浄歎異」
...半(なかば)は想像のごとく半は夢のごとくにこの青大将と嫂とを連想してやまなかった...
夏目漱石 「行人」
...まむしにも青大将にも蟒(うわばみ)にも...
正岡容 「寄席」
...大きな青大将である...
森鴎外 「蛇」
...生々しい青大将色の琉球飛白(がすり)を素肌に着て...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...非道な青大将はこの快活林(かいかつりん)の盛り場からつまみ出し...
吉川英治 「新・水滸伝」
...その首のそばに四五尺もあるような青大将がずたずたに轢き切られているのです...
蘭郁二郎 「穴」
...そこへ得体の知れぬ青大将が心中するように寄りそっていたということや車掌の見たという男女の人影のことと...
蘭郁二郎 「穴」
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