例文・使い方一覧でみる「霧」の意味

...内気な幻も一たび解き放たれれば古い衝立や霧を振り捨ててしまえるものだとも思わないで欲しい...
O. H. ダンバー　O. H. Dunbar The Creative CAT 訳「感覚の殻」

...よくは見ていないのだ……雲霧晦冥（うんむかいめい）の時の妙義を... よくは見ていないのだ……雲霧晦冥の時の妙義をの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...... の読み方
野口雨情「雨情民謡百篇」

...初代のおもかげも何となく霧の中に消えてとらへどころがない... 初代のおもかげも何となく霧の中に消えてとらへどころがないの読み方
林芙美子「雨」

...この霧あるいは飛沫は... この霧あるいは飛沫はの読み方
エドガー・アラン・ポー　Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳「メールストロムの旋渦」

...あんまり雲霧（くも）が多く... あんまり雲霧が多くの読み方
ナサニエル・ホーソン　Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」

...五百重山朝霧深み旅人の小笠の雫（しずく）間なくちるなり「旅人の」の五字を加へたるは賛成に候... 五百重山朝霧深み旅人の小笠の雫間なくちるなり「旅人の」の五字を加へたるは賛成に候の読み方
正岡子規「人々に答ふ」

...あの辺一体が霧ヶ峯山なのである... あの辺一体が霧ヶ峯山なのであるの読み方
正木不如丘「釣十二ヶ月」

...九重（ここのへ）に霧や隔つる雲の上の月をはるかに思ひやるかなこれを命婦（みょうぶ）から源氏へお伝えさせになった... 九重に霧や隔つる雲の上の月をはるかに思ひやるかなこれを命婦から源氏へお伝えさせになったの読み方
紫式部與謝野晶子訳「源氏物語」

...この時刻に山荘の庭を霧がどんなに深くふさいでいることであろう...
紫式部與謝野晶子訳「源氏物語」

...目の前には霧が掛かっているようで... 目の前には霧が掛かっているようでの読み方
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳「ファウスト」

...霧島山麓（きりしまさんろく）の村々などでは... 霧島山麓の村々などではの読み方
柳田国男「母の手毬歌」

...Ｔ「娘をこの雲霧主膳に呉れぬその時は」と云って... Ｔ「娘をこの雲霧主膳に呉れぬその時は」と云っての読み方
山中貞雄「なりひら小僧」

...雲霧は、息づまってきた... 雲霧は、息づまってきたの読み方
吉川英治「雲霧閻魔帳」

...舳（みよし）にくだける潮（うしお）の花にもうもうたる霧（きり）が立ってゆく... 舳にくだける潮の花にもうもうたる霧が立ってゆくの読み方
吉川英治「神州天馬侠」

...明けても暮れても霧が住居（すまい）じゃ」「味気ないと思うのか」「人間だからな」「それに克（か）つのが修行だ」「時々... 明けても暮れても霧が住居じゃ」「味気ないと思うのか」「人間だからな」「それに克つのが修行だ」「時々の読み方
吉川英治「親鸞」

...霧風（むふう）一まるで夜叉（やしゃ）の行為にひとしい... 霧風一まるで夜叉の行為にひとしいの読み方
吉川英治「宮本武蔵」

...倉さん？』皆んなは思わず襟（えり）くびに流込んだ霧雨の雫（しずく）をヒヤリと感じて顔を見合せました... 倉さん？』皆んなは思わず襟くびに流込んだ霧雨の雫をヒヤリと感じて顔を見合せましたの読み方
蘭郁二郎「穴」

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