...天地よりもさらに霊妙な小天地が浮び上ったのです...
芥川龍之介 「秋山図」
...霊妙なる人間の頭というものは...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...霊妙といいても尽さず...
大町桂月 「層雲峡より大雪山へ」
...そして霊妙な薬の効能を否定して...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
......
関口存男 「移轍(Anakoluth)」
...霊妙不可思議なる仏のことばだということです...
高神覚昇 「般若心経講義」
...どこまで霊妙に鍵盤(けんばん)を馴(な)らしきっているかと思われた...
徳田秋声 「仮装人物」
...偶因論の神のような霊妙な干渉を試みる...
戸坂潤 「科学論」
...その霊妙なる才能のうちに存している...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...霊妙なる光景の一部をなしてるのである...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...語意相関にして着筆霊妙というところなのです」「私には...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼の霊妙な描写の筆に値する程のものでなければ我慢がならなかったのである...
中島敦 「光と風と夢」
...性となった・あの文字を連ねることの霊妙な欣ばしさ...
中島敦 「光と風と夢」
...霊妙の林に開く肉の花々...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...一年ほど前にも「霊妙なる心力」と云う標題に引かされてフランマリオンという人の書籍を...
夏目漱石 「思い出す事など」
...けれどもこういう霊妙な手腕をもっている彼女であればこそ...
夏目漱石 「行人」
...そのあるものの暗示は霊妙そのものであった...
夢野久作 「暗黒公使」
...それによってうつ向いた顔も仰向いた顔も霊妙な変化を受けることができる...
和辻哲郎 「文楽座の人形芝居」
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