「零」の意味
ゼロ
小説での「零」の使い方
...初速零で太陽に向かって墜落してくるとすると...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...この大名は今や零落して家財を売らねばならず...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...茄子畠(なすばた)は紺一色や秋の風黄葉(もみじ)して隠れ現る零余子蔓(むかごづる)けふの日も早や夕暮や破芭蕉(やればしょう)十月二十三日 鎌倉俳句会...
高浜虚子 「六百句」
...血の涙が零(こぼ)れましても何を一つ酬いることもできぬ身の上です...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...そうしてちょうど四十歳近くで漸近的に一つの極限に接近すると同時に速度は減退して零に近づく...
寺田寅彦 「厄年と etc.」
...零落(れいらく)...
永井荷風 「曇天」
...零下一〇度附近まで水を過冷却させることは...
中谷宇吉郎 「樹氷の科学」
...ただいっしょに零落れてくれると云う点だけがありがたいのでそれがため大いに愉快を感じた...
夏目漱石 「坑夫」
...ピアノの霊断片零細(れいさい)もショパンのピアノ曲における限りは珠玉である...
野村胡堂 「楽聖物語」
...成功率は零(レイ)コンマの三パーセント位かな...
野村胡堂 「笑う悪魔」
...(去る)作蔵 (酒樽を再び担ぎかける)零落して的もなく流浪する徳之助(二十四...
長谷川伸 「中山七里 二幕五場」
...零約術というのはまず連分数であるが...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...私は以前奉公人を沢山使って台所へなんぞ出た事がありませんのに亭主が損をして零落(おちぶれ)ましてからも娘を女郎に売るまでは万事娘任せで何にもした事がありません...
村井弦斎 「食道楽」
...背面の仏経は玉篇の零本を料紙にして写したるものなり...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...さうであるから悲しい涙が零(こぼ)れた...
與謝野晶子 「帰つてから」
...』鏡子はこんなに睦まじく話す人が家の中にある事を涙の零(こぼ)れる程嬉しく思ふのであつた...
與謝野晶子 「帰つてから」
...何と思つたか健が手紙を涙を零(こぼ)しながら書いて居る母の傍へ来て...
與謝野晶子 「帰つてから」
...今の人間の没落のように零落(れいらく)を考えたり身分にこだわっていないのである...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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