例文・使い方一覧でみる「難渋」の意味

...仕事の進捗が難渋している... 仕事の進捗が難渋しているの読み方

...交渉が難渋する場合は、仲裁者を入れる... 交渉が難渋する場合は、仲裁者を入れるの読み方

...多くのドライバーが繁忙期の渋滞に難渋している... 多くのドライバーが繁忙期の渋滞に難渋しているの読み方

...外国語の発音が難渋する場合は、練習が必要だ... 外国語の発音が難渋する場合は、練習が必要だの読み方

...難渋する問題に取り組むために、新しいアプローチを考える... 難渋する問題に取り組むために、新しいアプローチを考えるの読み方

...路用も遣い果して難渋窮まりしを伯父が救いて全快させしうえ路用を与えて帰京させたれば...
饗庭篁村「良夜」

...みなみな人質に参るよりも難渋なる思ひを致し候... みなみな人質に参るよりも難渋なる思ひを致し候の読み方
芥川龍之介「糸女覚え書」

...難渋（なんじゅう）し抜いて孵化場（ふかじょう）の方へと川沿いを溯（さかのぼ）っていった... 難渋し抜いて孵化場の方へと川沿いを溯っていったの読み方
有島武郎「星座」

...吹雪に難渋しながら... 吹雪に難渋しながらの読み方
大鹿卓「渡良瀬川」

...私達は帰り途の難渋さを思って... 私達は帰り途の難渋さを思っての読み方
薄田泣菫「艸木虫魚」

...それから今一つの難渋は洗湯（ゆ）の高い事で... それから今一つの難渋は洗湯の高い事での読み方
薄田泣菫「茶話」

...さほど難渋でない... さほど難渋でないの読み方
太宰治「猿ヶ島」

...また時には難渋してじっと座り込み... また時には難渋してじっと座り込みの読み方
三上於菟吉訳大久保ゆう改訳「踊る人形」

...兎に角難渋なのは... 兎に角難渋なのはの読み方
ドストエウスキー　Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳「鰐」

...よしないことを其方が言うものだから、わしが仲達（ちゅうたつ）の憂目を見せられる」二十この貴公子が、どうしても動座を肯（がえん）ぜざるがために、用人の面上に現われた苦渋、難渋の色は、見るも気の毒なほどでありました... よしないことを其方が言うものだから、わしが仲達の憂目を見せられる」二十この貴公子が、どうしても動座を肯ぜざるがために、用人の面上に現われた苦渋、難渋の色は、見るも気の毒なほどでありましたの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...イロイロ難渋ヲ云イオッテ... イロイロ難渋ヲ云イオッテの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...あまり難渋なので途中で途切らしたら... あまり難渋なので途中で途切らしたらの読み方
中谷宇吉郎「身辺雑記」

...難渋を重ねながらペンをとった... 難渋を重ねながらペンをとったの読み方
原民喜「苦しく美しき夏」

...進退きわまったこの難渋を訴うるべき役所もまだ出来ていなかったのだ...
本庄陸男「石狩川」

...常に懐中の乏しさに難渋（なんじゅう）し... 常に懐中の乏しさに難渋しの読み方
水上滝太郎「大人の眼と子供の眼」

...十月のなかばまで難渋（なんじゅう）した... 十月のなかばまで難渋したの読み方
水上滝太郎「果樹」

...この「平易」ほど奇異にまた難渋に感じられるものはないのであるから...
柳宗悦「工藝の道」

...いつも難渋（なんじゅう）なことのみ頼むが... いつも難渋なことのみ頼むがの読み方
吉川英治「新書太閤記」