...それで宮内省の雅樂寮から樂人を頼んで來て...
會津八一 「音樂に就いて」
...大雅(たいが)を除けばこの人だと思ふ...
芥川龍之介 「雑筆」
...袴はあらゆる点で、典雅で、また身につけやすい衣類である...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...――あのいとしい小柳雅子が私に向って「お兄さん」と言ってくれるのは...
高見順 「如何なる星の下に」
...走るようにして行く雅子たちを楽屋口まで送って...
高見順 「如何なる星の下に」
...と古雅に合点して...
太宰治 「火の鳥」
...高雅さが貴女にも御想像がお付きになりましたでしょうか?しかもその優美さ絢爛さにも増して...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...その酒の席で朝雅と六郎が口論をはじめた...
田中貢太郎 「頼朝の最後」
...畢竟(ひっきょう)は前記の風雅の道に立った暗示芸術の一つの相である...
寺田寅彦 「俳諧の本質的概論」
...肉体的高雅さの欠乏や...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...釋言が釋詁の體裁に從つて爾雅に附加へられた時にも猶此の一節が無かつたのではなからうかといふことである...
内藤湖南 「爾雅の新研究」
...花山院左大臣(兼雅)は最初から深く法然に帰依し...
中里介山 「法然行伝」
...夕刻上山雅輔来る...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...これも確か明末の陳曼生といふ詩人の作――何も私がこんどの本にこんな風雅な印を用ひたのは深い意味があるわけではない...
堀辰雄 「我思古人」
...云ひがたない雅趣にさそはれたものであつたけれど...
正岡容 「巣鴨菊」
...雅楽頭はまた甲斐を無視しはじめた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...概して瀟洒(あつさり)と都雅(みやび)であることは他(た)国人の及ぶ所で無からう...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...外は温厚優雅の風姿あり...
與謝野禮嚴 「禮嚴法師歌集」
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