...その頃にフランシス――この間まで第一の生活の先頭に立って雄々しくも第二の世界に盾(たて)をついたフランシス――が百姓の服を着て...
有島武郎 「クララの出家」
...先夜、晩飯の時、輝く空を背に、雄々しく、非常に暗くそそり立つこの山を、出来るだけ注意深く描いて見た...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...いつそ心の底から心の底へ! かの女は雄々しくも歯をくひしばるやうにしてその秘密をひとりで処分した...
田山録弥 「百合子」
...すぐれて目だつ牛王(ぎうわう)の 480雄々しく列を擢んずる姿も斯くや...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...雄々しくトロイアの男女の爲に戰へり...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...彼女は幸福な様子を雄々しくも装っていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...人類の大家族のあらゆる熱情に雄々しく立ち交わる芸術家にとっては...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...雄々しくも心を決めて...
中里介山 「大菩薩峠」
...雄々しくもその時に思いあきらめて...
中里介山 「大菩薩峠」
...忠実な爺やの仇(かたき)を討ってやろうと雄々しくも心を定(き)めたのがよく判ります...
野村胡堂 「水中の宮殿」
...雄々しく信一をかばつて...
林芙美子 「幸福の彼方」
...若さから誤謬は犯しながら雄々しく実践でそれを清算する働きぶりなどを歴史的に見た劇を上演している...
宮本百合子 「新しきシベリアを横切る」
...ウクライナの農民が善戦したとおりに雄々しくたたかって...
宮本百合子 「キュリー夫人」
...わたしは雄々しくそれに当るが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...より雄々しく・より輝かしく・その力をつくした者はない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...王が武器によって雄々しくもその長い幽囚と屈従とを脱しようと企てたとき...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...従って挙動も幾分か雄々しくなった...
山田美妙 「武蔵野」
...何よりも自分を猛(たけ)く雄々しくさせたものは...
吉川英治 「親鸞」
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