...雄々しい女になつて行つた...
芥川龍之介 「老いたる素戔嗚尊」
...生きては人の冒険心をそそっていかにも雄々しい頼みがいある男と見え...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...雄々しい行進曲に合せて...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...五歳! なんという凛々(りり)しく雄々しい風貌であったろう! 歴史画に見る古羅馬貴族のように襞(ひだ)の多い折目の付いた寛闊な麻の外衣(トーガ)を着け...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...アポロのように逞(たくま)しい肉体を持って雄々しい容貌であってくれるように...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...自分に課された雄々しい苦悩と闘争との生活を...
豊島与志雄 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...清浄によって娼婦(しょうふ)たる貴婦人――忠実なるあまり友人を欺いてる男――貞節なる三角関係――妻に裏切られてる雄々しい夫(この類型は...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...尊むべき雄々しいその顔...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ふとライオンの雄々しい叫びを聞いて...
中井正一 「美学入門」
...これから立つてゆかなければならないと云ふことは妻の前では雄々しいことではあつたが...
林芙美子 「朝夕」
...雄々しい力強い第一弾...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...シャロットの姫がはっとしてその雄々しい騎士の影に眼を見張った途端に鏡はこなごなにくだけ...
宮本百合子 「衣服と婦人の生活」
...冬見た私を、今日同じ私だと思うだろうか?又、雄々しい活力が、今私の心を揺る、サムソンのように、殿堂の柱に、今手をかけたサムソンのように神の命あれば山をも移す 信仰が野に来、自然に戻った私の胸に満つるのだ...
宮本百合子 「五月の空」
...そういう雄々しいやさしさというものは実に不撓(ふとう)の意志とむすびついて居り...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...彼の愛をも雄々しいと判断せられるがよろしい...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...雄々しい精神的な愛**において...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その名前の美しく雄々しいように...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...雄々しい武者物語りも...
和田萬吉 「父兄の方々に」
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