...薩(さつ)の長ずる所なり...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...奏楽に長ずるものは奏楽し...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...されば長ずるに及んで...
辰野九紫 「青バスの女」
...ようやく長ずるに及び...
谷譲次 「踊る地平線」
...才を愛し士を好むは相似たり辭令に嫻ひ談論に長ずるは相似たり莊重にして貴族的姿致あるは相似たり博覽多識にして思想富贍なるは亦相似たり然れども同中固より異質なくむばあらじ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...一は最も立法に長ずる所以なり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...其の貨殖に巧みに經濟に長ずるを以て...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...宮廷的攻略に長ずるに至ては...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...一は最も立法に長ずる所以なり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...悪口に長ずる批評家は...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...假令ひ文事理財等に長ずるも...
福沢諭吉 「帝室論」
...文に武に智に勇におのおの長ずるところを殊(こと)にすれども...
福沢諭吉 「瘠我慢の説」
...その漸く長ずるに及んでかへつて早く北条氏のために嫉(ねた)まれ終に刺客の手に斃(たお)れしなり...
正岡子規 「病牀譫語」
...先代信栄(のぶなが)の子信美(のぶよし)が長ずるに及んで...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...懐之は柏軒より長ずること六歳であつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...抽斎より長ずること三年であった...
森鴎外 「渋江抽斎」
...長ずるに及んで練習ますます精しくその妙を得...
山本周五郎 「松林蝙也」
...然(しか)れども年長ずるに随(したが)ひ他に男子無きの故を以て妻帯を強ひらるゝ事一次ならず...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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