...この尋常的の視察は日本人の最も長ずるところなれども...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...奏楽に長ずるものは奏楽し...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...されば長ずるに及んで...
辰野九紫 「青バスの女」
...從つて長ずるには一種の記憶力といつた才能が必要なわけで...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...悪口に長ずる批評家は...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...長ずるに及んで雑書を集め...
野村胡堂 「胡堂百話」
...その一方に長ずる者は...
福沢諭吉 「学問の独立」
...そのようやく長ずるにしたがって次第に世間の人事にあたらしむるの要用なるを知り...
福沢諭吉 「経世の学、また講究すべし」
...自己の長ずる一方に向つて専攻するの方針を取るもなほ多少の変化を知るを要す...
正岡子規 「俳諧大要」
...いたずらにこれが運用に長ずるばかりで...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...長ずるに及んで狼と交合し...
南方熊楠 「十二支考」
...徐(しづか)に菅三万年(くわんさんまんねん)の長ずるを待たうとした...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...志保は夫榛軒より長ずること四歳である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...松田氏より長ずること一歳の孫は...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...小説に長ずる大詩人は果して生ずべからざるか...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...やや長ずるに及んでは...
森鴎外 「渋江抽斎」
...苦は進化と共に長ずる...
森鴎外 「妄想」
...さりながら人々おのおの長ずるところあり...
吉田松陰 「吉田松陰より某へ」
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