...最も鏖殺(おうさつ)し甲斐(がい)のあるものでございますが...
海野十三 「国際殺人団の崩壊」
...その復讐のために川手氏一家の鏖(みなごろし)を企てたということ...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...また米を得るためには無数の浮塵子(ふじんし)(うんかのこと)を鏖(みなごろし)にせねばならず...
丘浅次郎 「いわゆる自然の美と自然の愛」
...代診(だいしん)を鏖殺(みなごろし)にして...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...まかりちがえばローゼンの一家を鏖殺(おうさつ)してもかまわないから...
田中貢太郎 「警察署長」
...ローゼン家を鏖殺(おうさつ)したのだからね」ベルセネフはそれを人に聞かれるのが恐ろしいので...
田中貢太郎 「警察署長」
...信玄が領内の盲人八百人を鏖殺(おうさつ)しようとしたのはそれが原因であったと云う...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...打鈎(うちかぎ)を以て引寄せ乗遷(うつ)り船中の夷輩を鏖殺(おうさつ)し脚船を奪うべし〔何ぞ壇の浦の戦に似たる〕...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...それから蓮の葉の油虫を鏖殺してやった...
豊島与志雄 「蓮」
...仲の徒を鏖殺(おうさつ)するか」「吉井...
直木三十五 「南国太平記」
...鏖殺(おうさつ)してくれよう...
直木三十五 「南国太平記」
...毒物を流して日本人を鏖殺(おうさつ)するの計画と怖れ...
中里介山 「大菩薩峠」
...その証拠として近々一家を鏖(みなごろし)に仕る可く随分要心堅固に被遊可(あそばさるべ)く候 頓首蝙蝠冠兵衛 亡霊銭形平次殿こんな人を嘗(な)めたことが書いてあるのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その證據として近々一家を鏖(みなごろし)に仕る可く隨分要心堅固に被遊可(あそばさるべ)く候 頓首蝙蝠冠兵衞 亡靈錢形平次殿斯んな人を嘗(な)めたことが書いてあるのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「成瀬屋の鏖殺(みなごろ)しだ」「何?」「今朝の味噌汁でやられましたよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...相手選ばずその鏖殺(ほうさつ)を企てたのだというのが...
牧逸馬 「女肉を料理する男」
...刈掃畏鏖花草去...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...鏖殺(みなごろ)しになさるべしとの御決意である...
吉川英治 「新書太閤記」
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