...赤壁に曹瞞八十万の大軍を鏖殺し...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...室内の一同を鏖殺(みなごろ)しというわけだった...
海野十三 「蠅」
...また米を得るためには無数の浮塵子(ふじんし)(うんかのこと)を鏖(みなごろし)にせねばならず...
丘浅次郎 「いわゆる自然の美と自然の愛」
...代診(だいしん)を鏖殺(みなごろし)にして...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...甲斐の武田信玄は徳川方の細作(さいさく)を掃蕩するために領内の盲人八百人を鏖殺(おうさつ)したと云う伝説があり...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...鏖殺(おうさつ)してくれよう...
直木三十五 「南国太平記」
...一家鏖殺(おうさつ)位...
中島敦 「光と風と夢」
...江戸の武家町人を鏖殺(みなごろし)にしないまでも江戸中の大騒ぎを起させる目論見(もくろみ)のところ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...田代屋一家を鏖殺(みなごろし)にしようという曲者ですから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「成瀬屋の鏖殺(みなごろ)しだ」「何?」「今朝の味噌汁でやられましたよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...いまに青梅屋を鏖殺(みなごろ)しにして男の一分を立ててやる...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...すべての羊もちょうど生まれた羊児も鏖(みなごろ)しにしたと...
南方熊楠 「十二支考」
...刈掃畏鏖花草去...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...夷虜を鏖(みなごろし)にし』といい...
山本周五郎 「新潮記」
...さうしたとて鏖殺に逢ふよりほかはなからう...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...金持の一家を鏖殺(おうさつ)するという大事件をおこしてしまった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...スペイン人を鏖殺するまで武器を措かぬと誓え...
和辻哲郎 「鎖国」
...全山僧徒の鏖殺を敢行したのも彼である...
和辻哲郎 「鎖国」
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