...それは戦争の時に使ふ鎖帷子(くさりかたびら)や鎧だつた...
芥川龍之介 「着物」
...其等は皆体の下半部へ鎖帷子(くさりかたびら)のような銀製の肉襦袢を着けて...
谷崎潤一郎 「金色の死」
...盾の下で鎖帷子(くさりかたびら)を脱ぎ捨てここを逃げのびてヴェンドランドの小船に助けられたといううわさも伝えられた...
寺田寅彦 「春寒」
...身には堅固な鎖帷子(くさりかたびら)を着けていた...
寺田寅彦 「春寒」
...113 鎖帷子の類か...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...鎖帷子(かたびら)...
直木三十五 「南国太平記」
...鎖帷子(くさりかたびら)に身を固めて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...鎖帷子(くさりかたびら)に身を固めて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...振袖の下へ鎖帷子(くさりかたびら)を着せておいたので...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あたしが今日貴方に貸したものを、貴方が返せないなんてことあるかしら? 昔は貴婦人達が騎乗槍試合に彼女達の名誉をかけて戦いに行く騎士達に、甲冑、剣、兜、鎖帷子、馬を与えたんじゃなかったかしら? さあそれで! ウージェーヌ、あたしが貴方に差し出しているものは現代の武器よ...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...追々と集まってくる剣客はおのおの鎖帷子(くさりかたびら)の着込みに...
吉川英治 「剣難女難」
...信念の鎖帷子(くさりかたびら)をきこんでいるのだった...
吉川英治 「神州天馬侠」
...鎖帷子組(くさりかたびらぐみ)となづけてめいめいにおなじよそおいをさせ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...鎖帷子(くさりかたびら)を着こみ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...鎖帷子(くさりかたびら)に黒羽二重(くろはぶたえ)...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...大きな野太刀も鎖帷子(くさりかたびら)も...
吉川英治 「宮本武蔵」
...鎖帷子(くさりかたびら)を着たよりも...
吉川英治 「宮本武蔵」
...わざわざ鎖帷子(くさりかたびら)を届けてくれる者だの...
吉川英治 「宮本武蔵」
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