...今夜(こよひ)は満願とてかの橋にもいたり殊更(ことさら)につとめて回向(ゑかう)をなし鉦うちならして念仏(ねんぶつ)しけるに...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...江戸市中を鉦三味線で...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...・風ふく萩はゆれつつ咲いて・藪風ふきつのる窓の明暗(関)・風を聴く鳴きやめない虫はゐる雨ふるなんぼ障子をたゝいてもはゐ(マヽ)れない虫で病中そこらまできて鉦たゝき九月廿五日曇...
種田山頭火 「其中日記」
...鉦(かね)を打(う)つ音(おと)もしてゐる...
永井壮吉 「吾妻橋」
...その辺の寺々より鉦(かね)や木魚(もくぎょ)の音頻(しきり)に聞え...
永井荷風 「榎物語」
...鉦(かね)を鳴らすものも...
中里介山 「大菩薩峠」
...或る者は鉦を打って...
中里介山 「大菩薩峠」
...女房の三味線に亭主の鉦(かね)で傍見(わきみ)もできない」ガラッ八を甘く見て...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...鉦を叩いてお經を上げて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...鉦(かね)と太鼓とが鳴りひびく...
火野葦平 「花と龍」
...鉦太鼓はやまない...
火野葦平 「花と龍」
...雨乞いに鉦を打ち太鼓(たいこ)を鳴らし...
柳田国男 「母の手毬歌」
...それでまた地獄の鉦紐(かねひも)(伊豆賀茂)...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...カアーン……鉦(かね)は...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
...鉦(かね)も打たず旗も振らず...
吉川英治 「私本太平記」
...太鼓や鉦(かね)の音が旺(さか)んに聞えはじめた...
吉川英治 「新書太閤記」
...耳に喧(かしま)しいばかり笛や鉦(かね)や太鼓の音がする...
吉川英治 「新書太閤記」
...はや菩提寺(ぼだいじ)からは、法事の諸道具、仏器一切が運び込まれていたから、石秀(せきしゅう)は寺男とともに、祭壇をくみたて、仏像、燈明、御器(ごき)、鉦(かね)、太鼓、磬(けい)、香華(こうげ)などをかざりたてたり、また台所のお斎(とき)の支度まで手伝って、頻りに、てんてこ舞っていた...
吉川英治 「新・水滸伝」
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