例文・使い方一覧でみる「野葡萄」の意味

...周囲の木々にからみついている野葡萄（のぶどう）の実をとってやったり... 周囲の木々にからみついている野葡萄の実をとってやったりの読み方
ワシントン・アーヴィング　Washington Irving 吉田甲子太郎訳「スリーピー・ホローの伝説」

...野葡萄（のぶだう）か何かの蔓（つる）が... 野葡萄か何かの蔓がの読み方
芥川龍之介「芋粥」

...からからに乾いて蝕まれた野葡萄（のぶどう）の葉と... からからに乾いて蝕まれた野葡萄の葉との読み方
有島武郎「星座」

...『あけび』四五十と野葡萄一もくさを採り... 『あけび』四五十と野葡萄一もくさを採りの読み方
伊藤左千夫「野菊の墓」

...あけびや野葡萄（えびづる）やを沢山座敷中（じゅう）へ並べ立てて... あけびや野葡萄やを沢山座敷中へ並べ立てての読み方
伊藤左千夫「野菊の墓」

...野葡萄（のぶどう）の酒でも... 野葡萄の酒でもの読み方
太宰治「母」

...翁の室と板廊下一つ隔てた街道側の八畳にくつろいで居ると、翁は菓子、野葡萄、玉蜀黍、何くれと持て来ては鶴子にも余等にも与え、小さな炉を中に、黒い毛繻子の前掛の膝をきちんと座って、さま／″＼の話をする... 翁の室と板廊下一つ隔てた街道側の八畳にくつろいで居ると、翁は菓子、野葡萄、玉蜀黍、何くれと持て来ては鶴子にも余等にも与え、小さな炉を中に、黒い毛繻子の前掛の膝をきちんと座って、さま／″＼の話をするの読み方
徳冨健次郎「みみずのたはこと」

...野葡萄（のぶどう）をいっぱい採って来て... 野葡萄をいっぱい採って来ての読み方
夏目漱石「彼岸過迄」

...野葡萄なども小さいかしらん... 野葡萄なども小さいかしらんの読み方
正岡子規「くだもの」

...現在はその粉に蓬（よもぎ）や野葡萄（のぶどう）の葉の干したのを交ぜて... 現在はその粉に蓬や野葡萄の葉の干したのを交ぜての読み方
柳田國男「食料名彙」

...野葡萄（のぶだう）さへも瑠璃（るり）を掛く... 野葡萄さへも瑠璃を掛くの読み方
與謝野晶子「晶子詩篇全集」

...野葡萄（のぶどう）のような眸は... 野葡萄のような眸はの読み方
吉川英治「私本太平記」

...野葡萄（のぶどう）だのあけびのツルなども曳いて... 野葡萄だのあけびのツルなども曳いての読み方
吉川英治「私本太平記」

...野葡萄のような瞳をもち... 野葡萄のような瞳をもちの読み方
吉川英治「平の将門」

...清十郎の唇は野葡萄（のぶどう）のような色をしていた... 清十郎の唇は野葡萄のような色をしていたの読み方
吉川英治「宮本武蔵」

...草庵の前の一本の樹に絡（から）んでいる野葡萄（のぶどう）の葉蔭から... 草庵の前の一本の樹に絡んでいる野葡萄の葉蔭からの読み方
吉川英治「宮本武蔵」

...野葡萄（のぶどう）の実（み）へよく来るむささびの顔を覚えている... 野葡萄の実へよく来るむささびの顔を覚えているの読み方
吉川英治「宮本武蔵」

...「畜生」その藺すだれもズタズタに斬り、外の野葡萄も、乱離と斬って、なお、野を見廻していた伊織は、二ツの眼の行方を、天の一角に見つけた...
吉川英治「宮本武蔵」

「野葡萄」の読みかた