...里見の防禦使となって堂々対敵しても逃路に待ち伏せする野武士のような役目を振られて...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...祖父は野武士の首領で...
江見水蔭 「怪異黒姫おろし」
...いわば映画界の野武士というところで...
三好十郎 「猿の図」
...「つきましては、小角は微力ですが、三万の野武士と、裾野(すその)から駿遠甲相(すんえんこうそう)四ヵ国の山猟師(やまりょうし)は、わたくしの指ひとつで、いつでも目のまえに勢ぞろいさせてごらんにいれます...
吉川英治 「神州天馬侠」
...城内に二千の野武士(のぶし)はあるとも...
吉川英治 「神州天馬侠」
...そうすれば煙硝庫(えんしょうぐら)も人穴城(ひとあなじょう)の野武士(のぶし)も...
吉川英治 「神州天馬侠」
...人穴の殿堂と申しますると」「野武士(のぶし)の立てこもっていた山城(やまじろ)――和田呂宋兵衛(わだるそんべえ)...
吉川英治 「神州天馬侠」
...戦国時代のよわい民のあいだには「狼(おおかみ)と野武士(のぶし)がいなけりゃ山家(やまが)は極楽(ごくらく)」と...
吉川英治 「神州天馬侠」
...野武士(のぶし)や浪人(ろうにん)どもばかりの天ヶ丘...
吉川英治 「神州天馬侠」
...唐(から)の孫武陸子(そんぶりくし)の兵法にもない胡蝶(こちょう)の陣(じん)! あれは咲耶子(さくやこ)が野武士(のぶし)で馴(な)らした得意(とくい)ふしぎな陣法(じんぽう)ですよ」地蔵行者(じぞうぎょうじゃ)の変(かわ)った旅(たび)一木魂(こだま)! 木魂!鉄砲(てっぽう)木魂...
吉川英治 「神州天馬侠」
...野武士の……」「うかとでも...
吉川英治 「新書太閤記」
...牢固(ろうこ)として持っている野武士の頭領(かしら)とは...
吉川英治 「新書太閤記」
...あなたも二千の野武士の頭(かしら)ではないか...
吉川英治 「新書太閤記」
...「……現金な奴だ」野武士ていの男は苦笑しながら梢(こずえ)にむかって...
吉川英治 「親鸞」
...京の人々が魔のごとく恐れているところの天城の野武士木賊四郎(とくさのしろう)にちがいない...
吉川英治 「親鸞」
...ほうふつとして古(いにしえ)の野武士だ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...町人か」「野武士の頭領(かしら)」朱実は...
吉川英治 「宮本武蔵」
...以前には野洲川の野武士で辻風黄平と称(とな)えていた者だとある...
吉川英治 「宮本武蔵」
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