例文・使い方一覧でみる「野放し」の意味

...単に野放しに育てると言ったところで... 単に野放しに育てると言ったところでの読み方
谷譲次「踊る地平線」

...俺は野放しの犬のように... 俺は野放しの犬のようにの読み方
豊島与志雄「神棚」

...野放しにした羊や馬なども... 野放しにした羊や馬などもの読み方
豊島与志雄「金の目銀の目」

...野放しにしておいた日には締りがつかねえ」といいながら... 野放しにしておいた日には締りがつかねえ」といいながらの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...一頭の熊がこの席へ野放しに闖入（ちんにゅう）して来たことは... 一頭の熊がこの席へ野放しに闖入して来たことはの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...とまれかくまれブラ公をブラの儘で野放しにしてゐるといふことは...
中原中也「引越し」

...力を附けることに重点を置いて野放しにしてあったが... 力を附けることに重点を置いて野放しにしてあったがの読み方
中谷宇吉郎「スポーツの科学」

...今日もなほうら若草の牧を恋ひ駒は野心忘れかねつもこんなに好い事が重つてゐる、それだのに今日もなほ、野放しだつた頃、親の家に居て仕度い三昧に暮してゐた頃のことが忘られず、不満に似たやうな心も起きる、困つたことねと先づこんな風な心持ではないかと思はれるが、もと象徴詩の解釈だから、それは如何やうとも御勝手だ... 今日もなほうら若草の牧を恋ひ駒は野心忘れかねつもこんなに好い事が重つてゐる、それだのに今日もなほ、野放しだつた頃、親の家に居て仕度い三昧に暮してゐた頃のことが忘られず、不満に似たやうな心も起きる、困つたことねと先づこんな風な心持ではないかと思はれるが、もと象徴詩の解釈だから、それは如何やうとも御勝手だの読み方
平野萬里「晶子鑑賞」

...その飼馬を毎日野放しにしたのでありますが... その飼馬を毎日野放しにしたのでありますがの読み方
三澤勝衛「自力更生より自然力更生へ」

...野放しな高い笑声... 野放しな高い笑声の読み方
宮本百合子「お久美さんと其の周囲」

...「浦粕（うらかす）では娘も女房（にょうぼう）も野放しだ」と... 「浦粕では娘も女房も野放しだ」との読み方
山本周五郎「青べか物語」

...殆んど野放しといったあんばいで陽気にふるまう... 殆んど野放しといったあんばいで陽気にふるまうの読み方
山本周五郎「赤ひげ診療譚」

...野放し同様に育っている女たちは... 野放し同様に育っている女たちはの読み方
山本周五郎「ちくしょう谷」

...まるで野放しの仔熊（こぐま）みたような小娘たちであった... まるで野放しの仔熊みたような小娘たちであったの読み方
山本周五郎「へちまの木」

...空地には野放しの牛が... 空地には野放しの牛がの読み方
吉川英治「親鸞」

...野放しに育って来た人間ですからな... 野放しに育って来た人間ですからなの読み方
吉川英治「源頼朝」

...野放しの牛がいるとみえ... 野放しの牛がいるとみえの読み方
吉川英治「宮本武蔵」

...武家の飼馬（かいうま）と野放しの野馬とは顔が違っていた... 武家の飼馬と野放しの野馬とは顔が違っていたの読み方
吉川英治「宮本武蔵」

「野放し」の読みかた

「野放し」の書き方・書き順