「醇」の意味
純粋で濃厚
「醇」の例文(場面別)
- 日常会話このコーヒーは香りが醇で、とても美味しい。
- 文学・詩歌彼の詩は醇な情感に満ちており、読む者の心を打つ。
- 酒類の評価この日本酒は醇な味わいが特徴で、熟成の良さが感じられる。
小説での「醇」の使い方
...西洋酒の芳醇(ほうじゅん)な甘い酒の香が...
有島武郎 「或る女」
...この衝動の醇化(じゅんか)された表現が芸術だといった...
有島武郎 「想片」
...この種の苦悶はかえってその人の心の醇真(じゅんしん)と信仰の霊活を語るのである...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...うち連れて佐藤醇造を誘ひヂユリアン・ヴオカンス訪問...
高浜虚子 「五百五十句」
...その芳醇(ほうじゅん)な香気を嗅(か)がされ...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...日本の古典としての醇粋味(じゅんすいみ)は平安朝文学に漂(たゞよ)っているので...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...悪醇(あくど)い色にただれた目に映る...
徳田秋声 「爛」
...松陰はもとより醇乎(じゅんこ)として醇なる志士の典型...
徳冨蘆花 「謀叛論(草稿)」
...その天然的な芳醇さに惹きつけられるのである...
豊島与志雄 「「自然」」
...安倍さんは「正に醇の醇なるものですね」と大恐悦であった...
中谷宇吉郎 「牧野伸顕伯の思い出」
...醇々として芸術の道に遊びつゝある風情は...
牧野信一 「ひとりごと」
...光林寺に於ける焼香の順序は第一復、第二醇、第三元協代末森、第四お陽代菅三、第五未亡人里恵代関五郎であつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「二人つれにて」は復醇の二子を挈(たづさ)へて往つたのである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...醇を児玉氏へ「せつかく此節遣候(はむ)と存候」と云つてゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...こういう所が何か醇乎たるものが...
柳宗悦 「多々良の雑器」
...南方はまだ醇朴(じゅんぼく)な風があるし...
吉川英治 「三国志」
...平和で醇朴(じゅんぼく)で...
吉川英治 「宮本武蔵」
...その醇美な衣裳、豪奢な装飾、珍奇な鳥の羽に飾られた王冠、すべて臣下のまねし得られぬものであった...
和辻哲郎 「鎖国」
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