...六鹽釜まで戻り、鹽涌橋を渡りて、鹿股川を遡る...
大町桂月 「鹽原新七不思議」
...また芭蕉に遡り、蕪村に遡る...
高浜虚子 「俳句への道」
...熊野川の谷を遡る時も...
田山録弥 「春雨にぬれた旅」
...明治のむかふまで遡ることが出來ながら...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...学問の実践的成立――研究――にまで遡る時初めてその必然性を享けるのである...
戸坂潤 「科学方法論」
...研究手段としての実験に着眼し始めたのは十三世紀に遡る...
戸坂潤 「科学論」
...この観念の歴史はギリシア自然哲学に遡る(ヘラクレイトス...
戸坂潤 「辞典」
...社会哲学 【英】social philosophy【独】Sozialphilosophie【仏】philosophie sociale【意義及び歴史】 この言葉は少くともトーマス・ホッブズ T. Hobbes(1588-1679)にまで遡る...
戸坂潤 「辞典」
...特にイギリスのジョン・ロックに始まると見られる(実を云えばアウフクレールングの理想に含まれる観念の内にはフランシス・ベーコンにまで遡るものを見出すのだが)...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...原始へと遡ることだ...
豊島与志雄 「高千穂に思う」
...それからそれと本(もと)を求むれば何処(どこ)までも遡ることが出来る...
新渡戸稲造 「デモクラシーの要素」
...實川を遡る檜枝岐へ着いた晩は...
沼井鐵太郎 「黒岩山を探る」
...文化的生の基體である自然的生へ時間性の根源的體驗へと遡るべく促される...
波多野精一 「時と永遠」
...翌日漢江を遡るという段になって...
服部之総 「撥陵遠征隊」
...遡るところ、眩輝の異しい漲落を胸に量り 額をもたげて愛のやうな 荒繩のやうな強力の酔ひをこの躯に糾ふのだ...
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...遡るに伴れてあちこちに現れ...
牧野信一 「繰舟で往く家」
...結局創造の時まで遡るの外はなく...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...いや恐らくは五千万年前――始新世後期ないし白亜紀前期――にまで遡ることができ...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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