...こうして旅の道づれになったのであるし...
アンデルセン 楠山正雄訳 「影」
...道づれなしに心中だけは仕兼ねない...
泉鏡花 「薄紅梅」
...健康を害している夫人は私という道づれが出来たのを幸いに...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「機密の魅惑」
...弟さんまで君の道づれにしなくたって...
太宰治 「正義と微笑」
...好々爺と道づれ、平山部落まで、ありがたかつた...
種田山頭火 「旅日記」
...そこが旅は道づれで...
中里介山 「大菩薩峠」
...急にこの気味の悪い道づれと離れることもできないで...
中里介山 「大菩薩峠」
...また逢えるかも知れません」「旅は道づれ――と言ってな」米友がこう言ってバツを合わせました...
中里介山 「大菩薩峠」
...この思いがけない道づれに向ってしなだれかかるような調子は...
中里介山 「大菩薩峠」
...旅は道づれとかいいます...
新美南吉 「名なし指物語」
...道づれになつた二人の青年は默つて...
野上豐一郎 「湖水めぐり」
...この娘を道づれに...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...自分の道づれに寄り添つてゐた...
林芙美子 「浮雲」
...この早まわり競争の道づれも弟のクラウスであり...
宮本百合子 「明日の知性」
...この峠(とうげ)を越さずにゃ行けねえ」「だから峠先きへ行く道づれを待って...
吉川英治 「新・水滸伝」
...道づれの楊雄、石秀の二人に誘われ、梁山泊へ行く途中だったと、拷問(ごうもん)にたえきれず、白状しているんだから疑いはない...
吉川英治 「新・水滸伝」
...死出の道づれに』『何の!』引き抜いた太刀の先へ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...何しに今ごろ通るのだろう?道づれなのか? 別々なのか? だが...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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