...もし分量が過ぎると...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...あなたは若過ぎる...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...あまり融通が利(き)き過ぎるよ...
夏目漱石 「永日小品」
...シキへ抛(ほう)り込まれるには若過ぎるよ...
夏目漱石 「坑夫」
...害にならないと思うなんて生意気だ」「君はあまり単純過ぎるから...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...または見物が慾張り過ぎる証拠(しょうこ)である...
夏目漱石 「明治座の所感を虚子君に問れて」
...――あの娘は綺麗過ぎるから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...其の間の「ギヤツプ」が大き過ぎるにあらうと思ふ...
濱田耕作 「埃及雜記」
...ロクリスからテスサリヤに入る道が丁度此のテルモピレーの險阻を過ぎるのである...
濱田耕作 「温泉雜記」
...あるいは素気(すげ)なくあり過ぎるかで...
プーシキン Alexander S Pushkin 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...そしてその物語の最後の夏がきて「一人の老人がそれからなほしばしば影のやうにその森の中を過ぎるのが見られた...
堀辰雄 「二三の追憶」
...演奏料が一万ドルでも二万ドルでも決して高過ぎるとは思わない...
三浦環 「お蝶夫人」
...瓢に容れた水凍りて瓢を裂く音大なるを忌むのだとは迂遠に過ぎる...
南方熊楠 「十二支考」
...しやわせ過ぎるわたくしだったかも分りません...
室生犀星 「玉章」
...我々の国でも猫を可愛がり過ぎると...
柳田國男 「どら猫観察記」
...勝安房は彼等の無力を理解し過ぎる程理解していたから...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...こいつアちっと早過ぎる」史進は...
吉川英治 「新・水滸伝」
...* * *船が天保山(てんぽうざん)の燈籠台(とうろうだい)を左に過ぎるまでは帆柱を立てないので...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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