...俳人其角のやうに逸早(いちはや)く逃げ出したといふ事だ...
薄田泣菫 「茶話」
...すでに、ブラジル、英国、独逸、カナダ等、各国の選手達は集まっていて、彼等(かれら)の大きな身体(からだ)には、平均五尺八寸、十六貫六百のぼく達も、子供のように見えるほどでした...
田中英光 「オリンポスの果実」
...独逸(ドイツ)の飛行機が飛んで来る通路に当っているので...
谷崎潤一郎 「細雪」
...蜻蛉の飄逸、胡蝶の享楽、蜂の勤勉、どれもそれ/″\によろしい...
種田山頭火 「其中日記」
...再び横へ逸れて行く...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...彼女は七年間の独逸(ドイツ)貴族との同棲(どうせい)のあいだに...
徳田秋声 「仮装人物」
...遂にはその目的すら教化の外に逸出し...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...また第二には長期にわたる安逸により生じたる...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...所が、独逸は、大戦中、樟脳の供給が断たれて、火薬の製造に困ったから、これの人工製造を研究して、見事に成功した...
直木三十五 「大阪を歩く」
...レンゲというのは独逸(ドイツ)人で長くオギワル村に住んでいる宣教師だが...
中島敦 「南島譚」
...この両氏は函館の岩崎郁雨(いくう)氏と共に啄木の伝記中に逸することの出来ない大恩人である...
野口雨情 「札幌時代の石川啄木」
...興味深い逸話を綴(つづ)り合せて...
野村胡堂 「楽聖物語」
...それに織りまざつた豪奢な風流逸事を...
長谷川時雨 「花火と大川端」
...彼れは其学識を衒(てら)ひて、ミル、スペンサー、ベンダム、ハックスレー、何でも御座れと並べ立てゝ傲然(がうぜん)たること猶(なほ)今の井上博士が仏人、独逸人、魯人、以太利人、西班牙人の名を並べて下界の無学者を笑ひ給ふが如くなりき...
山路愛山 「明治文学史」
...独逸語で襤褸(ぼろ)の事をルンペンというところから...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...逸すべからざる好機でした...
吉川英治 「江戸三国志」
...人なみな安逸を想像した...
吉川英治 「宮本武蔵」
...すると次第に彼等同志だけで話が逸(はず)んで來て...
若山牧水 「熊野奈智山」
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