...このように星辰は『不逞の天使』すなわち...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...髭面の骨格の逞ましい...
石川啄木 「二筋の血」
...政治上の種々なる党派は常に虚偽と欺瞞と狡猾と陰謀を逞(たくまし)うして相互の主権を争つてゐる...
エンマ・ゴルドマン 伊藤野枝訳 「少数と多数」
...面つきやからだは逞ましいが...
大杉栄 「日本脱出記」
...男の逞しい骨組も...
スティーヴンスン 佐藤緑葉訳 「帽子箱の話」
...しかりといえどもかの露国が東洋に向かってその野心を逞(たくま)しゅうせんと欲するにもかかわらず...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...よくかの乳房(ちぶさ)赤く肉逞(たくま)しき淫婦を愛したれ...
永井荷風 「江戸芸術論」
...逞(たく)ましい野良猫と思いの外...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...唯の小娘――それはお人形のように綺麗であるにしても、意気地も張(はり)もない多与里に、さして魅力を感ずる筈もなく、心の中(うち)では入山形に二つ星の、某(なにがし)太夫の強靭な恋の技巧を考え乍ら、この娘を一つ沸(たぎ)らせて見ようと言った、悪魔的な遊び心と、もう一つは、そうすることによって此娘からお七的な激情を呼び覚まし、それを鑿の芸術に活かしてやろうといった、逞ましい野心が、勃々(ぼつぼつ)としてその功名心を煽ったのです...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...上半身の骨張った逞(たくま)しさも...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...逞(たく)ましい二十七八の男ですが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...逞ましく肉づいた青春の情慾と健康と...
萩原朔太郎 「愛の詩集」
...一体この憤つてばかりゐるやうな逞しい沈黙振りや...
牧野信一 「その村を憶ひて」
...逞(たく)ましく前に蹲(かが)んだ彼の長躯は...
横光利一 「日輪」
...義経袴(よしつねばかま)の股立高々と取った骨逞しい青年剣客――それこそ春日重蔵なのであった...
吉川英治 「剣難女難」
...いよいよ壮年期の逞しいさかりへかかって...
吉川英治 「剣の四君子」
...聡明な知識を持ったこの二人の若くて逞しい男性のすがたは...
吉川英治 「親鸞」
...不逞闘争の輩(やから)をや――じゃ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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