...あいつは通行税(ぜい)をはらわない...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「しっかり者のすずの兵隊」
...通行税をはらはないでにげたんだ...
鈴木三重吉 「一本足の兵隊」
...こんな時にすべての芸術家に課せられる重い通行税である...
高村光太郎 「緑色の太陽」
...ここで関守(せきもり)の男が来て「通行税」を一円とって還り路の切符を渡す...
寺田寅彦 「浅間山麓より」
...一種の通行税として贈物を要求されますし...
豊島与志雄 「アフリカのスタンレー」
...人や馬車には通行税...
トルストイ Tolstoi 菊池寛訳 「イワンの馬鹿」
...此れ位の事なら電車にまで通行税をかけて人民の膏血(かうけつ)を絞らないでもよささうなものだと云つた...
永井荷風 「新歸朝者日記」
...うちの堰堤(つつみ)の上をとほる荷馬車からは五哥(カペイカ)づつの通行税を取る...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...馬車を歸らした通行税取立所(つうかうぜいとりたてじよ)へ行つて...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...それで結局彼等はその通行税を払うことに満足した...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...これはこの先とも行く道々で覚悟しなければならない通行税かと気がついた...
吉川英治 「随筆 新平家」
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