...餘程前から通じて居るといふ事は...
石川啄木 「病院の窓」
...峠から小倉山を経て駒ヶ岳に通じている山脈が分水嶺となって...
高頭仁兵衛 「平ヶ岳登攀記」
...もちろん私は幾何学の原理にいくらか通じているので...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...安藤助教授を通じて...
外村繁 「澪標」
...妾と馬とは殆ど世界を通じて殉死の先駆者であるが...
中山太郎 「本朝変態葬礼史」
...法隆寺金堂の四天王像に通じていることからも考えられる...
野間清六 「百済観音と夢殿観音と中宮寺弥勒」
...音の高低強弱に於ける旋律とリズムを通じて...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...その人物は全巻を通じて何十人という人間を斬り殺したり...
浜尾四郎 「夢の殺人」
...安南人はあらゆる階級を通じて...
林芙美子 「浮雲」
...それが火野氏にとって一度は必ず書かれねばならない性質のものだという点にあるだろう」「火野文学全体を通じて...
火野葦平 「花と龍」
...かつその体を通じて毛を生じ以てよく来り落つる花粉を抑留するなり...
牧野富太郎 「植物記」
...そして食物の欠乏は社会のあらゆる階級を通じて暴威を振うことであろう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...種々の困難と危機とを通じて今日までつづけられている...
宮本百合子 「あとがき(『宮本百合子選集』第一巻)」
...充実した自然のほほえましさが可愛いという感じに通じているのだわ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...文化八年の頃より混外(こんげ)と音信を通じてゐて...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...自分自身をキチガイの標本ぐらいにしか考えていない気持を通じて...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...政界にも通じていた...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...日本全国を通じて...
和辻哲郎 「鎖国」
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