...(これは勿論僕自身の支那語に通じていない為である...
芥川龍之介 「湖南の扇」
...一ヶ年間を通じて少なくも繁閑の変動なしにその全能力を挙げ得らるる仕組みにしている...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...また「あきらめでありつつも反抗に於て変化を通じて気短かに辛抱する」というのが...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...そこで一種他動的な普通選挙的通念を通じて...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...まさしくその現実主義を通じて...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...すなわち作物を通じて著者の趣味を洞察する事ができると云う便宜(べんぎ)であります...
夏目漱石 「創作家の態度」
...その安倍能成君を通じての御依頼であります...
夏目漱石 「模倣と独立」
...古今を通じて東西に亙りて...
平出修 「逆徒」
...そこから狹い通路(つうろ)が廣間の方へ通じてゐるのである...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...現下東西落語界を通じて我が桂文楽は...
正岡容 「随筆 寄席風俗」
...理論と実践とはかかる必然的統一においておのおのの段階を通じて相互に発展する...
三木清 「マルクス主義と唯物論」
...その園囿の中を二頭の馬が車を並べて通り得る路が通じてゐる...
三木露風 「トラピスト天使園の童貞」
...現実の当時の軍人生活ではなくむしろプルタルコスなどを通じて見た古代の名将の言行であったようだ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...道も舗装されたのが縦横に通じてい...
山本周五郎 「青べか物語」
...美濃へ通じているのをば」「ははは...
吉川英治 「新書太閤記」
...シャビエルはヤジローを通じて日本人が道理に支配せられる民族であること...
和辻哲郎 「鎖国」
...この巡視旅行の全期間を通じて...
和辻哲郎 「鎖国」
...作品を通じて通観し得たときに...
和辻哲郎 「藤村の個性」
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