...伯爵を通じてお納めいたしますと...
上村松園 「画筆に生きる五十年」
...一ヶ年を通じて、平均的に売上げを増すように努めるのが、商店経営の根本問題であって、一時的に、変態的に、パッとした不景気に乗じた売上げ増進策は私共では採らぬところである...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...自己の体験を通じて「教え」として説いたものが...
高神覚昇 「般若心経講義」
......
高村光太郎 「智恵子抄」
...お今は一通り家政科に通じてから...
徳田秋声 「爛」
...報道の商品化を通じての...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...一生を通じて何を為すかということ...
豊島与志雄 「生活について」
...役者絵は此(かく)の如く菱川師宣より国貞国芳及びその門葉(もんよう)の小画工に至るまで江戸二百余年を通じて連続したり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...その場合はまず空港管制塔に通じて承認を求める...
中谷宇吉郎 「「もく星」号の謎」
...家の下層から上層に通じているのとは違って...
夏目漱石 「行人」
...意味もない事になるが――まあ善いさ――精神は君にもよく通じている事と思うから...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...狭い木造りの階段がおそらく屋根裏まで通じているらしく...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...六道絵には巨細に通じていたが...
久生十蘭 「玉取物語」
...私の著『モンテーニュ伝』『モンテーニュを語る』を通じて知られたい...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その二は金鋳神が前述のごとく鍛冶にも鋳物師にも銕物師にも通じて祀らるるを見れば...
柳田國男 「地名の研究」
...従ってこの道成寺は前後百年を通じて又見られない筈のものである...
夢野久作 「道成寺不見記」
...それらを通じて、彼は海外との交易をやらせ、およそ都に見られる唐物(からもの)のすべては佐女牛(さめうし)の門から密々市(いち)へ捌(さば)かれていた物といってよい...
吉川英治 「私本太平記」
...彼の来るを待って)という態度で書簡を通じていたし...
吉川英治 「新書太閤記」
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