...談話(はなし)途切れて宿の亭主は...
泉鏡花 「活人形」
...一寸会話の途切れたあとで...
江戸川乱歩 「算盤が恋を語る話」
...そのうちに僕たちのその下手な議論もだんだん途切れがちになって来て...
太宰治 「パンドラの匣」
...卯女子さんの家まで聞いて貰ひに行く」と云ふ意味のことを途切れ途切れに叫び...
田畑修一郎 「鳥羽家の子供」
...そして、途切れ途切れに、自分のやつて來たことを相手に話した...
田山花袋 「歸國」
...』シャルパンティエイ夫人の口から出た証言は、息も切れ切れ、途切れ途切れで、小さな声で話すもんですから、言葉のよくわからんところもありましたが、吾輩、夫人の発言を逐一速記しておりましたので、これに間違いはありません...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...「私は妻(かない)に不幸な者でして……斯(こう)申上げると最早(もう)御分かりになりましょうが」最初は途切れ/\に...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...話が途切れて、人々の眼がちらと彼女に注がれ、瞬間にまた外らされた...
豊島与志雄 「波多野邸」
...初めは直樣途切れて...
永井荷風 「蟲の聲」
...あなたにだけはお話しせねば心が濟みません」又暫く間を措いて「どうも御迷惑なことでしたらう」佐治君の噺は途切れた...
長塚節 「教師」
...途切れ/\に人家のある(ママ)愛子(あいし)といふ村へかゝる...
長塚節 「旅の日記」
...料理が途切れたり...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...はるか上の方からは途切れ途切れにガイヤアルの血声...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...メイの陽気さも途切れがちだった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...話が途切れて了ったものだから...
松永延造 「職工と微笑」
...右は松の途切れた所から...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...麓(ふもと)のほうからくる一節切(ひとよぎり)の音が途切れていた...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...基本的な山体は途切れることなく標高の高いまま続いていると報告してきた...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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