...彼は真逆さまに地面にころがりおち...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...兄は天井に足をついて蝙蝠(こうもり)のように逆さまにぶら下(さが)っているのです...
海野十三 「崩れる鬼影」
...その姿が逆さまに鏡の面に現れ...
薄田泣菫 「独楽園」
...塀から眞逆さまに落ちた時...
スティーヴンスン 佐藤緑葉訳 「帽子箱の話」
...もう真っ逆さまに飛びこんでしまわなければ...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...まっ逆さまに城の上へ落ちてゆきました...
豊島与志雄 「夢の卵」
...河の中へ眞逆さまに落ちこんでしまひたくなつてゐる...
林芙美子 「旅人」
...逆さまに土に埋めます...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...真っ逆さまに落ちて...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...逆さまになった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...裏の田圃へ持ってって逆さまにして漬けちまうぞ」そろそろ梅の蕾も膨らみそうな午前の日の光がキラキラしている垣根の向こうの入谷田圃のほうをあごでしゃくりながら師匠は言った...
正岡容 「寄席」
...その尖に件(くだん)の毒を傅(つ)けて中に逆さまに挿し入れ蔵(おさ)め置き...
南方熊楠 「十二支考」
...靴を逆さまに穿(は)いて命を全うし...
南方熊楠 「十二支考」
...「世の中は逆さまだってえことを云うが...
山本周五郎 「長屋天一坊」
...眼は森の木立を逆さまに映した水面の上でただ一つ動いてゐる小さな水澄しの黒い身體を見詰めてゐた...
横光利一 「悲しみの代價」
...真ッ逆さまに落ちこんでしまったようです...
吉川英治 「江戸三国志」
...あっと、両手で顔をおおったとき、また一本の矢が、蔡薫の首すじに突っ立ち、姿は真逆さまに、舳を噛む狂瀾の中に呑まれていた...
吉川英治 「三国志」
...逆さまな書で踊っている...
吉川英治 「正倉院展を観る」
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