...闇にまぎれて逃げ去る...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...これこの急迫の時に逃げ去ること勿れ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...逃げ去る者の間より勝も譽も起り得ず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...彼より汝逃げ去るや?――見よ身一つにメネラオス...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...つかもうとすれば遠くに逃げ去るものである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
......
広海大治 「サガレンの浮浪者」
...彼は自分が波止場から逃げ去るだけではなく...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「マリー・ロジェエの怪事件」
...一つの弱々しい言葉が僕の口から逃げ去る...
堀辰雄 「眠れる人」
...ほうほうの体で逃げ去る...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...これに向って汝は卑怯者だ逃げ去る事はならぬぞといい置き...
南方熊楠 「十二支考」
...これは蜥蜴の尾にも能く見るところで切った尾が跳り行くのに敵が見とれ居る間に蜥蜴は逃げ去るべき仕組みだ...
南方熊楠 「十二支考」
...因って次の呪言を唱えるとハブ必ず逃げ去る...
南方熊楠 「十二支考」
...警吏の包囲をのがれるために尼寺の塀を乗り越えて小さなコセツトを縄で塀の上から吊り上げて逃げ去ることなぞをも端(はし)なく思ひ出されたのであります...
室生犀星 「ザボンの実る木のもとに」
...皆逃げ去るを鬼追ひかけて捕ふる也(なり)と見えている...
柳田国男 「こども風土記」
...海から逃げ去る後影であろうと思う...
柳田国男 「雪国の春」
...浪人者サンザンの態にて逃げ去る...
山中貞雄 「中村仲蔵」
...石松なんか居るもんか」石松、逃げ去る...
山中貞雄 「森の石松」
...そこを逃げ去る足もすくんでいました...
吉川英治 「江戸三国志」
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