...だれのあとをも追っているんですからね...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「いたずらっ子」
...そのあとを追って来た...
江戸川乱歩 「月と手袋」
...かなりにもう遠くなった日本から思いがけなくだれかが跡を追って来てことづてを聞かされるような気がした...
寺田寅彦 「旅日記から(明治四十二年)」
...追っても叱ってもムクばかりは離れることもなかったのに...
中里介山 「大菩薩峠」
...駈け寄って介抱したもののために、直ぐに正気はつきましたけれど、それがために主膳の怒りは頂上に達し、「憎い非人ども!」威丈高(いたけだか)になって、今しも、ムク犬を追って、外へ出ようとする犬殺しを呼び留めました...
中里介山 「大菩薩峠」
...平次は執拗にそれを追ってみましたが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...助手たちが彼のあとを追っていくのを...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...追っているばかりだ...
火野葦平 「花と龍」
...部屋から立ち去ろうとするメグを追って...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...旅行の仕度と三兎を追っていて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...また奴等が追って来ると面倒だ...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...おみつが追って来てまた世話をやいた...
山本周五郎 「桑の木物語」
...「わたくしです」「……え」「わたくしを追って来たのです」つきつめたような表情とは反対に...
山本周五郎 「新潮記」
...追ってお沙汰が下がるであろう」「では...
吉川英治 「江戸三国志」
...もう追っても来ないものを恐れて...
吉川英治 「新書太閤記」
...源吾の後を追って行った...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...彼も良正のあとを追って逝くかとさえ思われた...
吉川英治 「平の将門」
...またすぐその袂(たもと)を追って...
吉川英治 「宮本武蔵」
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