例文・使い方一覧でみる「近所合壁」の意味

...お末はじめ近所合壁の少年少女の小さな眼を驚かした... お末はじめ近所合壁の少年少女の小さな眼を驚かしたの読み方
有島武郎「お末の死」

...その時には近所合壁から大人（おとな）までが飛び出して来て... その時には近所合壁から大人までが飛び出して来ての読み方
有島武郎「卑怯者」

...忽ち近所合壁（がっぺき）の弥次馬が飛びだして来て... 忽ち近所合壁の弥次馬が飛びだして来ての読み方
モーリス・ルヴェル　Maurice Level 田中早苗訳「無駄骨」

...近所合壁（がっぺき）へ出来るだけ仰山（ぎょうさん）に... 近所合壁へ出来るだけ仰山にの読み方
谷崎潤一郎「The Affair of Two Watches」

...そうして出たついでに近所合壁（かっぺき）の家だけは玄関まで侵入して名刺受けにこっそり名刺を入れておいてから一遍奥の方を向いて御辞儀をすることにしていたのであるが... そうして出たついでに近所合壁の家だけは玄関まで侵入して名刺受けにこっそり名刺を入れておいてから一遍奥の方を向いて御辞儀をすることにしていたのであるがの読み方
寺田寅彦「新年雑俎」

...元来この主人は近所合壁（きんじょがっぺき）有名な変人で現にある人はたしかに神経病だとまで断言したくらいである... 元来この主人は近所合壁有名な変人で現にある人はたしかに神経病だとまで断言したくらいであるの読み方
夏目漱石「吾輩は猫である」

...近所合壁へも聞えよがしに... 近所合壁へも聞えよがしにの読み方
野村胡堂「芳年写生帖」

...いつも近所合壁の寄合う場所になっている表の方の露次もひっそりとして人気（ひとけ）がなかった...
原民喜「苦しく美しき夏」

...何より近所合壁どこへ行ってもらくだの死を喜ぶ人ばかり多いこと...
正岡容「随筆　寄席囃子」

...これは郊外に出て遊ぶ事で一家一族近所合壁（かっぺき）などの心安き者が互にさそひ合せて少きは三... これは郊外に出て遊ぶ事で一家一族近所合壁などの心安き者が互にさそひ合せて少きは三の読み方
正岡子規「墨汁一滴」

...近所合壁（がっぺき）の腕白息子（わんぱくむすこ）と友達になってはどうしても絶体的に買食や間食（あいだぐい）を禁ずる事が出来ん... 近所合壁の腕白息子と友達になってはどうしても絶体的に買食や間食を禁ずる事が出来んの読み方
村井弦斎「食道楽」

...近所合壁（がっぺき）の騒ぎになり... 近所合壁の騒ぎになりの読み方
山本周五郎「赤ひげ診療譚」

...ひいては近所合壁（きんじょがっぺき）も... ひいては近所合壁もの読み方
吉川英治「黒田如水」

...なおも近所合壁（がっぺき）の者どもを一人一人囲（かこ）いへ入れて... なおも近所合壁の者どもを一人一人囲いへ入れての読み方
吉川英治「新書太閤記」

...物見高い近所合壁（がっぺき）やまわりの見物は実に感心する... 物見高い近所合壁やまわりの見物は実に感心するの読み方
吉川英治「新書太閤記」

...尿小路の近所合壁は... 尿小路の近所合壁はの読み方
吉川英治「新書太閤記」

...近所合壁（がっぺき）... 近所合壁の読み方
吉川英治「新・水滸伝」