...と間(ま)もなく横山町辺(よこやまちょうへん)の提灯をつけた辻駕籠(つじかご)一梃(いっちょう)...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...手代は主人(あるじ)の寝所に通って何やら密談に耽(ふけ)った後(のち)門外に待たせた辻駕籠に乗って再び何処(いずこ)へか飛び去ってしまったが...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...駕籠屋駕籠屋と通りかかる辻駕籠を呼び留めました」「…………」「そこで槍を投げ捨てて...
中里介山 「大菩薩峠」
...暫く行くと辻駕籠(つじかご)を呼びました...
中里介山 「大菩薩峠」
...吉原へ通う客を拾う辻駕籠(つじかご)の若い者...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...稲荷様から辻駕籠に乗って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...山の手の辻駕籠だよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...根岸で辻駕籠を拾つて目白臺まで駈け付け...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...駕籠はガタガタの辻駕籠ぢやない...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...すぐ二丁目の辻にあんぽつの辻駕籠があるのにそれもさけ...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...そのうちに中大工町(なかだいくちょう)のかどで客待ちしていた辻駕籠を二挺よぶと...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...和泉橋の側(わき)に辻駕籠(かご)が居たから...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...辻駕籠は思わぬ客を拾った喜びに...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...辻駕籠がとんと据(すわ)って...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...辻駕籠が、月なき星空の下を、北へ飛ぶ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...そこで辻駕籠(つじかご)をひろって...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...家を出てから辻駕籠(つじかご)をひろった...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...片町の角のところで辻駕籠(つじかご)に乗った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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