...とある大名小路の辻に立ちすくんでしまうたに...
芥川龍之介 「きりしとほろ上人伝」
...……が博多節の文句か、知らず、陰々として物寂しい、表の障子も裏透くばかり、霜の月の影冴えて、辻に、町に、按摩の笛、そのあるものは波に響く...
泉鏡花 「歌行燈」
...「おい大辻」「なんだ...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...大辻はますますおそろしげに顔色をかえ...
海野十三 「人造人間エフ氏」
...辻川博士亡き後は...
海野十三 「地球盗難」
...四辻駅で、折よくやつて来た汽車に乗る、繁村の松原、佐波川の流、あの山この道、思ひ出の種ならぬはない...
種田山頭火 「旅日記」
...色々ある中でも京都の和辻哲郎博士である...
戸坂潤 「読書法」
...辻斬の狼藉者は、たしかに老人の声に驚いて榛の木馬場を後ろへ逃げたようです...
中里介山 「大菩薩峠」
...面白がって辻番の前で見物していたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...物事ははつきり言はないと辻褄(つじつま)が合はねえ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――辻斬が知れては命が無い――尤も...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...辻の思想が以前と較べてどのやうな変形を受けてゐるかを推察するのが楽しみであつた...
北條民雄 「道化芝居」
...すこぶる辻褄合わぬ拙作と知れる...
南方熊楠 「十二支考」
...辻森さん知ってるんですか?三好 よくも知らんけど...
三好十郎 「好日」
...しかし、二条、三条ノ辻、朱雀(すじゃく)の大路(おおじ)と、諸所に勢ぞろいしていた万余の軍勢を一巡閲兵してまわると、ひたいは発汗に濡れて来て、もう彼女の存在など毛穴の一つにもとどめてはいず、完全なる三軍の将義貞だった...
吉川英治 「私本太平記」
...用のない者まで辻にあふれ出し...
吉川英治 「新書太閤記」
...弦之丞が右すれば右へ――辻で立ちどまれば止まり...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...大路の辻へ押しあった...
吉川英治 「源頼朝」
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