...八寸四方位(くらゐ)の小さな軸(ぢく)がある...
芥川龍之介 「京都日記」
...地軸の鳴るかと疑はる...
巌谷小波 「こがね丸」
...車軸(しゃじく)を流すような豪雨(ごうう)となった...
海野十三 「恐竜島」
...とにかくその軸がある筈です...
大阪圭吉 「死の快走船」
...」ソーンダイクは燃えのこりの蝋マッチの軸をテーブルの上においた...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「オスカー・ブロズキー事件」
...軸も座敷も俄かに引き立つ場合がある...
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」
...需要曲線は一般に価格の軸を切る...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...この曲線が価格の軸に達する点 ap,1の位置を決定する事情とを研究すれば...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...このかけ替えられた軸物を...
中里介山 「大菩薩峠」
...ことさら床に掛けた軸と...
夏目漱石 「行人」
...耳のうしろへペン軸(じく)をはさんでいる...
夏目漱石 「三四郎」
...また僞物の良寛の大幅の軸が床の間に吊りさがつてゐる...
林芙美子 「雪の町」
...軸をばいずれから供給したか判明しないが...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...梁下の軸は極めて長く...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...用心ぶかくその軸を捻(ひね)った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...如来の立像図の周囲に烈しく後光の射した掛軸が垂れていて...
横光利一 「旅愁」
...白衣(びゃくえ)観世音の軸へ...
吉川英治 「剣難女難」
...古奈の犬養さんの別莊に或る軸物の箱書が頼んであるんだが...
若山牧水 「樹木とその葉」
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