...イタリヤの枢軸国側(すうじくこくがわ)に加わっているのでもなく...
海野十三 「暗号音盤事件」
...軸(じく)うけがさびてだめになるだけです」「そのとおりです...
海野十三 「ふしぎ国探検」
...どろんどろんと地軸もさけんばかりに雷鳴はとどろく...
海野十三 「幽霊船の秘密」
...枢軸国を利することになるとして叩かれるばかりではなく...
ジョージ・オーウェル George Orwell The Creative CAT 訳 「ファシズムとは何か」
...壁間に掲げたる余が自作自筆の一軸を見つけて...
大町桂月 「獨笑記」
...掛け軸の前の香盆(こうぼん)に染め付けの火入れが置いてあるので...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...ずっと昔私はどこかで僧心越(しんえつ)の描いた墨絵の芙蓉(ふよう)の小軸を見た記憶がある...
寺田寅彦 「烏瓜の花と蛾」
...その枢軸である国防予算を「検討」するポーズを取らざるを得なくなる...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...日本画家の軸物ばかりでなく...
豊島与志雄 「自由人」
...それは私の秘蔵の一軸であると同時に伯母さんにとつてはお犬様や丑紅の牛といつしよにほいほいと持ちだして私の癇癪をしづめる虫おさへの妙薬であつた...
中勘助 「銀の匙」
...不快だ……」母は掛軸を掛け換へるなどゝいふ実生活にそくした生活の潤ひなどゝいふものには分らないのではないが妙に気の付かない性(タチ)だつた...
中原中也 「その頃の生活」
...俳畫の細物の一軸が後ろにあると言つた道具立てゞ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「住みかえた家は気安し郭公(ほととぎす)」と枯れた達者な字でしたためられてある死んだ二葉町の大師匠燕枝の軸が...
正岡容 「寄席」
...塵に塗れて勢なく掛軸に影を置いた...
水野仙子 「四十餘日」
...パリだけが文化の中軸をなしていると云えない...
宮本百合子 「木の芽だち」
...一軸の仏画が床の間に掛けられてあるのを見戍(みまも)った...
室生犀星 「後の日の童子」
...近畿 京都大阪を中軸とし...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...山口の辷石(はねいし)たにえという人の家なるは掛軸(かけじく)なり...
柳田国男 「遠野物語」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??