...己は昔からさう云ふ位置に身を置く事を好まない...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...己は昔からそういう位置に身を置くことを好まない...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...二十年前には村の中にも其五尺の身を置く事が出来なかつたのであるが...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...史家が真に過去の生活の過程のうちに身を置くことは...
津田左右吉 「歴史の矛盾性」
...その身を置く場所からすれば...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...善悪美醜を超越して無私無我の境地に身を置くことは...
豊島与志雄 「性格批判の問題」
...もし「為政家」の見地に身を置くならば...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...哲理が身を置くべき高き見地よりするならば...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...その身を置くことが一歩々々恐しく思はれてならなくなつたのだ...
永井荷風 「買出し」
...彼が身を置くようになってから...
原民喜 「遥かな旅」
...実社会に身を置くかぎり...
久生十蘭 「湖畔」
...そう云う態度に自身を置くことが出来るように...
マルセル・プレヴォー Marcel Prevost 森鴎外訳 「田舎」
...とにかく政治的鬪爭に身を置く同志達は...
槇本楠郎 「プロレタリア童謠の活用に關する覺書」
...身を置くに処無し...
夢野久作 「白くれない」
...娼妓に身を置く苦界の方がはるかに安楽なのだ...
横光利一 「静安寺の碑文」
...身を置く地の理において相違がある...
吉川英治 「新書太閤記」
...――こういう世間の音の中に身を置くのは...
吉川英治 「源頼朝」
...多少内的生命を有する人にしてなお虚栄に沈湎して哀れむべき境地に身を置く人がある...
和辻哲郎 「霊的本能主義」
便利!手書き漢字入力検索