...黙つて寒さうに身をすくめてゐる連れのない人達も...
伊藤野枝 「監獄挿話 面会人控所」
...弟と妹は部屋の隅に身をすくめていた...
梅崎春生 「狂い凧」
...段々身をすくめて...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...じっと身をすくめていると...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...不二夫君は、しばらくのあいだは、身をすくめて、じっとその紙を見つめていましたが、きみが悪ければ悪いほど、それがどういう紙だか、たしかめてみないでは安心ができません...
江戸川乱歩 「大金塊」
...みながいきり立ったときは黙って身をすくめていたその男が...
高見順 「いやな感じ」
...絶えず彼らは身をすくめて...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...身をすくめて坐っていた...
長谷川時雨 「モルガンお雪」
...身をすくめてさし招いていた...
吉川英治 「大岡越前」
...障子の蔭へ無意識に身をすくめてしまった...
吉川英治 「剣難女難」
...さすがの蛮王も身をすくめてただ爛(らん)たる眼ばかりキョロキョロうごかしていた...
吉川英治 「三国志」
...――勘太は、そこの部屋に、客が来ていようとは、いままで、気づかなかったので、急に、身をすくめて、上がるのをためらった...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...お通は身をすくめて...
吉川英治 「宮本武蔵」
...袖暖簾(そでのれん)のかげに身をすくめて...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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