...一、身の程を知る事...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...自分の身の程を知らされて狼狽(ろうばい)していただけの事でありました...
太宰治 「風の便り」
...身の程を知らなければならぬ...
太宰治 「花吹雪」
...貴様のような身の程知らずが...
中里介山 「大菩薩峠」
...身の程(ほど)知らずの悟浄よ...
中島敦 「悟浄出世」
...身の程も顧みず、御直参(ごじきさん)の大身へ強請(ゆすり)がましい事を言って来るとは、何事じゃ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...身の程を知らないものですねェ」この女も時折は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...身の程知らぬ文化的人間的主體の誇大妄想に過ぎず...
波多野精一 「時と永遠」
...漫(みだり)に政治を談じて身の程を知らざる者なりとて...
福沢諭吉 「学問の独立」
...身の程知らずとは漸つとあとになつて氣がついたが...
堀辰雄 「夏の手紙」
...口先だけの遊蕩児である身の程を顧みて...
牧野信一 「渚」
...身の程知らぬ豪遊をきめるのが三田のおきまりだつた...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...身の程知らずのばかばかしいことに気づくが...
室生犀星 「陶古の女人」
...身の程(ほど)知らぬ放言...
森鴎外 「舞姫」
...身の程を知らぬも甚だしい...
吉川英治 「三国志」
...身の程を知らなすぎる...
吉川英治 「新書太閤記」
...――信長様に近づかんなど、身の程知らず...
吉川英治 「新書太閤記」
...身の程知らずといわれもしそうなぼくの幻想から出発してしまっている...
吉川英治 「随筆 新平家」
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