...彼女は身から出た錆で苦しむことになった...
...彼は身から出た錆を悔いている...
...不正な行為は必ず身から出た錆となる...
...彼は身から出た錆の責任を取るつもりだ...
...身から出た錆は自分自身でしか洗い落とせない...
...それも身から出た錆(さび)というような始末だから一層兄夫婦に対して肩身が狭い...
伊藤左千夫 「春の潮」
...身から出た錆(さび)であったにしても...
内田魯庵 「美妙斎美妙」
...心ならずも堕落していた身から出た錆(さび)...
江見水蔭 「死剣と生縄」
...身から出た錆(さび)で衣が赤くなりというのは外科的な病気です...
高神覚昇 「般若心経講義」
...所謂身から出た錆であつて決して彼等を輕蔑する所の世人の罪では無さゝうである...
橘樸 「支那を識るの途」
...みんな身から出た錆だ...
チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「女房ども」
...みんな身から出た錆(さび)じゃ」「でもお前様……」女は子を抱いたなり男の方へ膝を向け...
中里介山 「大菩薩峠」
...身から出た錆(さび)だと言えばそれまでだが...
中里介山 「大菩薩峠」
...これも身から出た錆(さび)で...
中里介山 「大菩薩峠」
...身から出た錆(さび)だから...
中里介山 「大菩薩峠」
...身から出た錆(さび)とは言いながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...お隣りの扇屋殺しはどうだ」「身から出た錆(さび)ですね」「大層手きびしいな」平次は秋の陽を除けて縁側に腰をおろして居りました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――少しは可哀想ぢやない? 錢形の親分」「身から出た錆(さび)のやうだな...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...この人はもう身から出た錆を身につけた独自の風格さえあって...
原民喜 「ある手紙」
...それは身から出た錆でだれを恨もうすべはないのですけれど...
久生十蘭 「魔都」
...身から出た錆(さび)だもの...
二葉亭四迷 「浮雲」
...環はいわば身から出た錆で...
三浦環 「お蝶夫人」
...身から出た錆(さび)とはいいながら...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
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