...一歩屋内へ足を踏み込むと共に消失して了い...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...ざくり/\踏み込む墓所の霜柱 李坪この句の如きも「霜柱かな」の「かな」が略されたものと見てさしつかえないのであります...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...道徳的実践は現実的生そのものに踏み込むことに他ならず...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...唯物史観の形式の核心に踏み込むことが出来る...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...そこに踏み込む吾々にも謂わば心身の赤裸が要請される...
豊島与志雄 「或る日の対話」
...時々もぐらの穴に足を踏み込む...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...よろめきながら地下室に踏み込む...
中井正一 「レンズとフィルム」
...夜陰こうして踏み込むのはあまりに荒っぽい...
中里介山 「大菩薩峠」
...間道へ踏み込むのは」「お前は何んだ...
野村胡堂 「大江戸黄金狂」
...一足中へ踏み込むと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...(土間へ踏み込む)三蔵 洒落臭え...
長谷川伸 「沓掛時次郎 三幕十場」
...素早く踏み込むと...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...向ひ側の馬賊の縄張りに踏み込むために...
牧野信一 「日本橋」
...巨万の富が蔵に入れられてあって誰かがひと足でも土蔵へ踏み込むと仕掛でガタガタ鳴りだすようになっていたりした...
正岡容 「小説 圓朝」
...五歩バッと踏み込む...
三好十郎 「斬られの仙太」
...しかし戸を打ち破って踏み込むだけの勇気もなかった...
森鴎外 「山椒大夫」
...まるで張ってある罠(わな)のまん中へ踏み込むようなものだ...
山本周五郎 「風流太平記」
...その範囲を越えると「迷信」に踏み込む...
与謝野晶子 「既成宗教の外」
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