...去(いぬ)る日人間(ひと)の家に踏み込み...
巌谷小波 「こがね丸」
...玄関の戸を開いて中へ足を踏み込みますと...
海野十三 「密林荘事件」
...全島足の踏み込み場もないまでに...
橘外男 「棚田裁判長の怪死」
...悪の小径にお踏み込みになったのよ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...そのような場所へ踏み込み...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「唇のねじれた男」
...牛か馬の様に泥水(どろみず)の中を踏み込み/\ひいて行く...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...対手に薄手傷を負わした上は、踏み込み、畳み込んで、仕留めなければ、対手が、どう死物狂いになって来るか、判らないからであった...
直木三十五 「南国太平記」
...踏み込みもしないで...
直木三十五 「南国太平記」
...忽(たちま)ち雨だれか何かの泥濘(ぬかるみ)へぐっすり片足を踏み込み...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...切に受けさせ給え」とここまで踏み込みたる上は...
夏目漱石 「薤露行」
...麻酔薬を呑まされたと言ったような」花房一郎は一歩踏み込みました...
野村胡堂 「笑う悪魔」
...畜生! 寝込みを踏み込みやがったな)彼は...
葉山嘉樹 「生爪を剥ぐ」
...瞿曇現場へ踏み込み...
南方熊楠 「十二支考」
...あの人は俳句を踏み込みだというから...
横光利一 「旅愁」
...この痛みどこより来ると云ったその踏み込みの疑問を思い出した...
横光利一 「旅愁」
...すなわち飽くまで攻勢に――踏み込み、踏み込み、信玄の陣中へ謙信の陣を持ち入るにある」そして、矢立(やたて)を求め、筆を把(と)って直ちに、出動の準備と心得方とを、数箇条に書いて、「すぐこれを各部将の手勢へ布令(ふれ)るように」二、三将の手にゆだねた...
吉川英治 「上杉謙信」
...変な方角へ踏み込みましてね...
吉川英治 「江戸三国志」
...ふた手に分れて踏み込みますかい」「おうっ...
吉川英治 「新・水滸伝」
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