...一箇所で足踏みをしているときと同じ感じだったが)ともすれば夢見心地になって行った...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...Cは支線に辷(すべ)りこんだ貨車に飛びついて足踏みブレーキをかける役である...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...足踏みしなかったが...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...川のひゞいてゐる上へ一足踏みおろすと一所に...
土田耕平 「狐に化された話」
...そして自分が裸になるのを見てそこに脱ぎすてた着物の上にあがって前足を交互にあげて足踏みをする...
寺田寅彦 「備忘録」
...床の滑かなるに足踏み辷らして...
徳富盧花 「燕尾服着初の記」
...もうかれこれ言うことはないでしょう!」彼は思わずどしんと足踏みまでした...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...こんなところに足踏みはさせない...
豊島与志雄 「在学理由」
...侍は、佇んで、牧の方を、じっと、眺めていたが、一足踏み出すと、その歩んで行く方角が、牧の方へ向った...
直木三十五 「南国太平記」
...二足三足踏み出すが早いか...
永井荷風 「雪の日」
...足踏み面白くダンスをはじめました...
中里介山 「大菩薩峠」
...近くで足踏みをすることだけを禁じて...
中里介山 「大菩薩峠」
...足踏み荒くダンスをはじめ出したことです...
中里介山 「大菩薩峠」
...手で押し分けた芒は足で二足三足踏みつけて進む...
長塚節 「佐渡が島」
...事件はそれつ切り足踏みをして...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...クラブのほうでは南京虫と独逸馬鈴薯(カルトーフェル)は根太が腐ってもクラブ・ハウスへ足踏みさせないといい...
久生十蘭 「だいこん」
...進行の前の足踏みである...
松永延造 「職工と微笑」
...人殺しや」とおそでは足踏みをしながら喚いた...
山本周五郎 「へちまの木」
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