...ライブで足拍子をするのが楽しい...
...彼女は足拍子とともに歌うのが得意だ...
...足拍子を聞くと自然とリズムに乗ってしまう...
...音楽を聴いているとつい足拍子をしてしまう...
...足拍子を合わせて踊るのは難しいけれど、楽しい...
...とほうもない足拍子をとることもできた...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...一體、講中などに加はつてゐる婆さんに限つて、體の達者な、威勢のいゝ老人が多いものだが、此の婆さんもその例に洩れず、とん、とん、と踏む足拍子は、憎らしいほどシヤンとしてゐる...
谷崎潤一郎 「二月堂の夕」
...訓練されない観客はなかなか足拍子手拍子をとるような気分にはならないのである...
寺田寅彦 「映画芸術」
...頭を振ったり足拍子を取ったりするだけでいてもらいたかったのである...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...右の手を翳(かざ)して足拍子おもしろく踊りながらこちらへ来るのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...が、茂公は、この閨秀(けいしゅう)の詩人をして舌を捲かせていることはいっこう御存じなく、例の般若(はんにゃ)の面は後生大事に小脇にかかえて、なおしきりに月に嘯(うそぶ)きながら、更に続々となんらかの感興が咽喉(のど)をついて出るのを、しばらくこらえているようでしたが、勢いこんで、とってもとっても勿体(もったい)なくて上られえんとってもとっても右のように喚(わめ)き出したかと思うと、さんさ時雨(しぐれ)かかやのの雨か音もせで来てぬれかかるとってもとっても勿体なくて上られえんとってもとってもとうとう船べりで、足拍子を踏んで、片手を振り上げながら、面白おかしくおどり出してしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...足拍子をとりながら何か分らぬ歌を口ずさむこともあった...
中谷宇吉郎 「英国の物理学界と物理学者」
...トツ トツ トツ トツ(駈けてゆく足拍子)集つて来た大勢の少年『赤い帽子冠つて 犬が駈けてぐよ集つて来た大勢の少女『青い帽子冠つて 犬が駈けてぐよ...
野口雨情 「未刊童謡」
...トツ トツ トツ トツ(駈けてゆく足拍子)(幕)飛行機赤い瓦(かはら)で葺(ふ)いてあるポプラの 中の赤い 屋根空に 飛んでる飛行機を窓から見てゐる姉妹(いもと)「わたしも大人になつたなら飛行機乗(のり)になるんだ」と姉は 妹に云ひました「わたしも大人になつたなら飛行機乗になるんだ」と妹も 姉に云ひましたポプラの 中の赤い 屋根窓から見てゐる姉 妹電車電車と...
野口雨情 「未刊童謡」
...足拍子を取つたり...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...足拍子を取つて手を拍ちながら言つた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...足拍子をそろへて喉も張り裂けよとばかりに高唱した...
牧野信一 「歌へる日まで」
...よちよちした熊踊りの足拍子を取って出て来た時...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ルイスヒェン」
...足拍子でも徹底した音がした...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...きちがひ茄子とん、とん、とんと足拍子、洞(ほら)を踏むよな足拍子、つい嬉(うれ)しさに、秋の日の長い廊下を走つたが、何処(どこ)をどう行(ゆ)き、どう探し、何(ど)うして採(と)つたか覚えねど、わたしの袂(たもと)に入(はひ)つてたきちがひ茄子(なす)と笑ひ茸(たけ)...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...坂下から足拍子をとって近づいてきた数点の提灯(ちょうちん)! しかも...
吉川英治 「江戸三国志」
...足拍子(あしびょうし)を踏み出しながら...
吉川英治 「私本太平記」
...担(にな)い腰の足拍子が巧くのっていた...
吉川英治 「新・水滸伝」
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