...そして足かけ二日間に亘りばかばかしく睡りこんだ……」「ああ...
海野十三 「大使館の始末機関」
...ぼくはズルズルベッタリに足かけ三年...
田中英光 「さようなら」
...ちょうど足かけ八年前のことになります...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...足かけ五年の間片時も心の安まらなかった苦患(くげん)を免かれて...
近松秋江 「狂乱」
...戦争も足かけ五年つづき物資も無くなっているには違いないが...
徳田秋声 「縮図」
...足かけ四年の結婚生活が何うにも支へ切れなくなりさうになつたところで...
徳田秋声 「のらもの」
...彼がお石と馴染んだのは足かけもう二十年にもなる...
長塚節 「太十と其犬」
...もう足かけ十五年になる...
中谷宇吉郎 「二つの序文」
...十三の年から足かけ十二年...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...十五の年から二十四になる足かけ九年の間には...
平出修 「瘢痕」
...お糸」いつになくこんな鉄火にいい放ったかとおもうとにわかに立ち上がって舟べりへ片足かけ...
正岡容 「小説 圓朝」
...とめはペダルへ片足かけヒラリと身軽くとびのった...
「共同耕作」
...今からもう足かけ三年前の帝展に出ていた水彩です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...足かけ四日バタバタしながらものんびりして...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...けれど足かけ三年にもなると...
吉川英治 「上杉謙信」
...足かけ二十三年間解かれなかった...
吉川英治 「大岡越前」
...井戸べりに片足かけて...
吉川英治 「新・水滸伝」
...山の手のホテルの寝床の上で米良は彼女に片足かけていまでは彼は資本主義の出鱈目(でたらめ)な機構を利用し成金になっていた...
吉行エイスケ 「地図に出てくる男女」
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