「趨」の意味
走る、急ぐ
小説での「趨」の使い方
...かくばかり純粋な人の心の趨向(すうこう)がなかったならば...
有島武郎 「広津氏に答う」
...而して時に感情に趨(はし)らんとする...
石川啄木 「所謂今度の事」
...これが社會發展の今日の段階における決定的趨勢である...
石原莞爾 「新日本の進路」
...而して現在の如き社会状態にあつてはかくの如き道徳律は仮令進化の趨勢が疑ひもなく最終の目標として真の恋愛的結合に向ふにもせよ...
エレン・ケイ 伊藤野枝訳 「恋愛と道徳」
...諸家の諸説が紛々として帰趨の定まらぬところに...
太宰治 「津軽」
...今なお帰趨するところを知らざる大事件のあったということを!今世紀前世紀を通じ戦争を除いてはここ二...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...已むを得ない趨勢であるけれども...
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」
...大勢の趨(おもむ)くところはおのずから定まるにしても...
津田左右吉 「歴史の矛盾性」
...具体性を失い理論は現実より遊離して誤った傾向に趨(はし)る...
戸坂潤 「社会時評」
...その帰趨(きすう)が甚(はなは)だ不明瞭を極めてくるという次第ですが...
中里介山 「大菩薩峠」
...こういう趨勢(すうせい)の由(よ)って来たるところは...
中谷宇吉郎 「比較科学論」
...よく今日(こんにち)の趨勢(すうせい)を言いあらわしている...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...時代の趨勢既に此の如くであるから...
原勝郎 「鎌倉時代の布教と當時の交通」
...(七六)趨舍(すうしや)(七七)時(とき)有(あ)り...
箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...趨舍有レ時...
箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...ただだいたいの趨勢(すうせい)から考えて...
柳田國男 「地名の研究」
...菓子の流布には共和制の趨勢(すうせい)といおうか...
柳田国男 「雪国の春」
...時運の趨勢(すうせい)など...
吉川英治 「新書太閤記」
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