...ざわざわと賞(ほ)めたたえる声に満ちて生き生きしていたころのことである...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「ウェストミンスター寺院」
...ざわざわとざわめいたが...
海野十三 「○○獣」
...四三 楮の衾のざわざわする下で...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...裏の林がざわざわ鳴って...
田山花袋 「田舎教師」
...その隙間から、なまぬるい風が流れこんできて、ざわざわと、妄想をかき立てる...
豊島与志雄 「女心の強ければ」
...すると私の世界がざわざわと騒ぐ...
豊島与志雄 「蠱惑」
...ざわざわしがちな自分の心持を纏(まと)めて見る事ができそうに思えたのである...
夏目漱石 「明暗」
...中はざわざわしていた...
夏目漱石 「門」
...小さい少女達はただ嬉しそうにざわざわいいはじめました...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...もろこしの葉がざわざわと風に鳴る時...
萩原朔太郎 「宿命」
...ざわざわと揺れながら快く揺られていた...
本庄陸男 「石狩川」
...汽車の中がまるでざわざわしました...
宮沢賢治 「銀河鐵道の夜」
...ざわざわ囁(ささや)き合っていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...麻のざわざわ騒がぬ程に...
吉川英治 「新書太閤記」
...騒々(ざわざわ)と私語の声で掻きみだれてしまった...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...ざわざわと駈け廻る音がひどい...
吉川英治 「源頼朝」
...ざわざわとそこをも渡りかけた...
吉川英治 「源頼朝」
...ざわざわと伝わって来た観客の足音を...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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