例文・使い方一覧でみる「貯える」の意味

...智的生活はその所産を自己の中に貯える... 智的生活はその所産を自己の中に貯えるの読み方
有島武郎「惜みなく愛は奪う」

...斃れた親を喰（く）い尽して力を貯える獅子（しし）の子のように... 斃れた親を喰い尽して力を貯える獅子の子のようにの読み方
有島武郎「小さき者へ」

...彼の話によると、保険というような制度は無いが、商人達は平均七年に一度焼け出されることに計算し、この災難を心に置いて、毎年金を貯える...
エドワード・シルヴェスター・モース　Edward Sylvester Morse 石川欣一訳「日本その日その日」

...その腸（わた）を二升瓶に貯える... その腸を二升瓶に貯えるの読み方
泉鏡花「開扉一妖帖」

...そして肝臓にグリコーゲンを貯えるようにするといいんだね」「いろんなことを知っているんだね...
梅崎春生「黄色い日日」

...さて猿のごとくに財産を自己の身体の一部の内に貯える動物は... さて猿のごとくに財産を自己の身体の一部の内に貯える動物はの読み方
丘浅次郎「動物の私有財産」

...一度に多量の牧草をその中に貯えることができるが... 一度に多量の牧草をその中に貯えることができるがの読み方
丘浅次郎「動物の私有財産」

...金を貯えることをもって唯一の理想とすべきものとは信じない... 金を貯えることをもって唯一の理想とすべきものとは信じないの読み方
相馬愛蔵「私の小売商道」

...例えばその倉庫には三十万貫に近い穀物を貯える事が出来る... 例えばその倉庫には三十万貫に近い穀物を貯える事が出来るの読み方
寺田寅彦「話の種」

...見当り次第に貯えるのであり... 見当り次第に貯えるのでありの読み方
豊島与志雄「蔵の二階」

...半分は海水を貯えることにした... 半分は海水を貯えることにしたの読み方
中谷宇吉郎「異魚」

...他日の活躍に備え潜勢力を貯えるのがよいと考え... 他日の活躍に備え潜勢力を貯えるのがよいと考えの読み方
牧野富太郎「牧野富太郎自叙伝」

...こどもたちはみなそれを貯えるのであった... こどもたちはみなそれを貯えるのであったの読み方
柳田国男「故郷七十年」

...凍らせて乾して貯える風が東北にはある... 凍らせて乾して貯える風が東北にはあるの読み方
柳田國男「食料名彙」

...ワンナもおそらくは乾して貯えるものに限らず... ワンナもおそらくは乾して貯えるものに限らずの読み方
柳田國男「食料名彙」

...壺に入れて日蔭の土に壺の半分を埋めて貯える... 壺に入れて日蔭の土に壺の半分を埋めて貯えるの読み方
山本周五郎「さぶ」

...貯えることによって道心を害する... 貯えることによって道心を害するの読み方
和辻哲郎「日本精神史研究」

...財を貯えることである... 財を貯えることであるの読み方
和辻哲郎「日本精神史研究」

👨話題の人々👩