...読みにくいでしょうが勘弁して下さい...
橘外男 「仁王門」
...氏は読みにくい昔の日本文字を自由に読みこなして――東海道五十三次掛川之宿(かけがわのしゅく)...
谷譲次 「踊る地平線」
...従ってその表面へ文字を書いても読みにくいので...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...ちょっと読みにくい...
中里介山 「大菩薩峠」
...読みにくいのを、お銀様は注意して読んでみる...
中里介山 「大菩薩峠」
...ある程度まで真を含んでおらんと読みにくいものである...
夏目漱石 「創作家の態度」
...なるほど読みにくい...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...文章記号の疑問や読みにくい原稿の読みちがえによって起ったきわめて少数のあやまりのほかには...
原田義人 「「世界文学大系58 カフカ」解説」
...読みにくいほどな手跡で...
堀辰雄 「ほととぎす」
...(五月二十五日)『近古名流手蹟(しゅせき)』を見ると昔の人は皆むつかしい手紙を書いたもので今の人には甚だ読みにくいが...
正岡子規 「墨汁一滴」
...当時の俗支那語で書いたらしくてちょっと読みにくい...
南方熊楠 「十二支考」
...イエニーはカールの読みにくい原稿の清書もよくした...
宮本百合子 「カール・マルクスとその夫人」
...全体が一寸必要に迫られないと読みにくい訳文です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それに字が悪くて読みにくいものでございますがこの手紙もお見せすることにいたしましたから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「変わった梵字(ぼんじ)とか申すような字はこれに似ておりますが読みにくい字で書かれましたものでも御参考になることが混じっているようでございますからお目にかけます...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...その理由をお尋ねしたら「筆で書くと私の字は読みにくいそうです...
山本笑月 「明治世相百話」
...ちょっと読みにくいものであった...
山本笑月 「明治世相百話」
...勘亭張(かんていば)りの読みにくい文字の上に...
吉川英治 「江戸三国志」
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