...それを語らうとするのである...
有島武郎 「描かれた花」
...浅草を彩るカビの華であるかといふことについて語らう...
添田唖蝉坊 「乞はない乞食」
...十九歳の元旦のできごとから物語らう...
太宰治 「猿面冠者」
...いつしか愛を語らう仲になりました...
豊島与志雄 「三つの悲憤」
...語らうなぞとはつゆさへ思はぬ...
中原中也 「在りし日の歌」
...以下森厳の気に満ちて二三行語らうと思ふ...
中原中也 「音楽と世態」
...山沿ひの道を乗手(のりて)もなく行く自転車のことを語らうと思ふ...
中原中也 「山羊の歌」
...自分が氏に就いて語らうとするのは早計である...
萩原恭次郎 「純情小曲集」
...自分はそれを語らうとした...
萩原朔太郎 「芥川龍之介の死」
...それを經驗した時のことを語らう...
萩原朔太郎 「酒に就いて」
...私の正に語らうとしてゐる情操のすべてが表象されてゐたわけだ...
萩原朔太郎 「中央亭騷動事件(實録)」
...もはや何ごとも語らうとしない...
原民喜 「かげろふ断章」
...乃ち代つて私がその美を語らう...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...何故か? 物語らう...
牧野信一 「村のストア派」
...少しくそのころの寄席を語らう...
正岡容 「大正東京錦絵」
...それで俺は俺の思想を一言君に物語らう...
村山槐多 「殺人行者」
...此年三月三日の事を語らうとおもふ...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...ほどなくまいり語らうべく先はかしく書いて...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索